表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トネリコの繋ぐ宙 - 2・続 開闢篇  作者: あーもんどツリー
9 傾世、金色の者より
15/69

絶え絶えの意識の中で

とうとう《あの人》復活か?

「・・・えっ・・・?」


ハルトはふっと気が付き、いつの間にやら街の宿で寝かされていた。

天井や壁はボロボロですきま風が通り抜けているが、それさえ気にならないほど身体がズキズキと痛む。

首に力を込めて右側を向いてみる。

部屋の奥の方で、厨房(ちゅうぼう)だろうか、数人の割烹着(かっぽうぎ)がトントンと野菜やら豆腐やらを切っている。

また力を入れて、今度は左側を向く。

するとそこに、すうっと、居眠りをしている桜海の、可愛らしい、(はかな)げな寝顔があった。

疲れているのだろう、と思い声は掛けず、ハルトはしばし思考にふけることにした。




「・・・ハルト・・・?」




と声を掛けられ、思わず全身に緊張が走る。

グニッと想像を絶する激痛が脳に響く勢いで身体中を駆け巡った。


「無理すんなよな、お前ケガしてんだから」


荒っぽいが、どこか温かく懐かしい声が聞こえる。

誰だろう、俺がとても大好きだった人の声に、よく似ているのだが・・・。

そこでまた、意識が遠のいていく。


「おい?ハルト、大丈夫かっ!?」


意識の最後に温かい感触。

その人の胸に抱かれているのだと気付くことのないまま、ハルトは気絶した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ