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半人半魔  作者: 上向龍翔
10/11

生徒会長

登校中の鋭剣と美桜。


そこに重吾も加わる。


警察署で起きた事は世には出ていない。


すると重吾が隠れるように鋭剣の後ろに来た。


「うわ、生徒会長だ」


そう言うと一人の女性がこっちに来た。


「千春!おはよう♪」


「おはよう美桜♪」


彼女は二年生ながら神条高校の生徒会長である辻千春(つじ ちはる)だ。


「あら?そこにいるのは問題児の平原君じゃない?」


当たり前のように重吾は千春にバレた。


そして重吾は全力疾走で千春から逃げるように学校へ向かった。


「一体何なんだ?」


鋭剣は首を傾げる。


〜昼休憩〜


「失礼します」


千春が教室に来た。


重吾はすぐ逃げようとしたが千春に見つかり、止められる。


「なんで逃げるの!?」


「だって会長むっちゃ怖いもん!」


「それはあなたが言う事を聞かないからでしょ!」


「怒鳴らないでよ!怖いよ!」


重吾と千春のやり取りはまだまだ続く。


「はーいストップ!で、千春はどうしてここに?」


美桜の言葉に重吾と千春のやり取りが止まる。


「そうそう、今日の放課後時間ある?」


千春は放課後にショッピングモールに行かないか?と美桜に言った。


美桜は行くと返事した。


「ねぇ?鋭剣も来る?重吾君も!」


鋭剣はいいよと答えたが重吾は黙り込む。


「平原君も来なよ、学校の事では怒るけどそれ以外ならよほどの事がない限り怒らないから」


「俺はどれだけ悪人だと思われてるの!?」


〜放課後-ショッピングモール〜


「結局来てしまった」


重吾も着いてきた。


「今日も悪魔退治お疲れ様♪さぁ久しぶりに楽しもう♪」


美桜のテンションがやたらと高い。


その後鋭剣と重吾は二人に付き合わされとても疲れてた様子でベンチに座っていた。


「女の買い物ってやばいな、行動力マジで凄いわ」


重吾がそう言うと鋭剣はそうだなと答えた。


美桜と千春はまだ買い物を続けている。


「いっぱい買ったねぇ♪重吾君がベンチでぐったりしてる(笑) 戻ろ?千春♪」


美桜と千春は重吾のもとへ戻るが鋭剣がいない。


美桜と千春は重吾に鋭剣がどこに行ったのかを聞いたが重吾も今いない事に気付いたようだ。


「何してるのよ!」


「これはよほどの事じゃ無いだろ!怒るなよ!」


また重吾と千春のやり取りが始まる。


すると美桜がとある店に目を付けた。


「ねぇ!あそこにパーカーがいっぱい置いてる店がある!」


千春は首を傾げるが重吾にはその言葉の意味が分かった。


その店に入り、店内を歩くと鋭剣を見つけた。


千春は毎日の鋭剣の服装を思い出し、先ほどの言葉の意味が分かった。


合流したみんなはご飯を食べ終わり、帰ろうとしていたが館内放送が鳴り響く。


「現在三階のフードコートで誘拐事件が発生しました、お客様は速やかに外へとお逃げ下さい」


「三階のフードコートってさっきまで私達がいた所だよね!?」


すると鋭剣の携帯に着信が入る。

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