12 お食事会
凄く久しぶりの更新です(^^;
――と、いうわけで……とりあえず開始された、【魔族と人族の今後についての話し合い】という名の、お食事会なわけだが。
「本日は、お日柄もよく……」
「ウオォ腹が減っチまっタゼーッッ(`ワ´)飯メシ!!」
「も~デイル君、おいがせっかく挨拶ばしよったとにーwwどんだけお腹ば空かせとるとねww」
「ムッハッハッ!!」
「…………(-_-;)」
………やかましい、何だこのおっさん達のハシャギっぷりは……変態勇者はすんげえぇぇぇニッコニコ顔で我を見つめてきおるし……折角のオムライスが目の前にあるというに、食べにくいわッックソが!!
「ア、アンゼルはオムライスが好きなんだよな///? 食べないの///?」
「ぬ? い……言われなくとも食うわ!」
何だ、変態勇者の奴……妙に急かしおって……もしや、何か企んでおるのか?! いや……奴は腐っても勇者、いくらなんでもこの様な場で変なことは……ないか? ないよなッ(=_=;)?!
「いただきます……(もぐもぐ)……!? うまい……っ! なんたる美味さだ!! 今すぐシェフを呼べぇぇぇいッッ(=Д=)!!」
あまりの美味さに、ついアニメばりのリアクションで答えた我に、鼻息荒く見守っておった変態勇者がこれでもかと言わんばかりの嬉しそうな顔を向ける。なっ……なんだその顔は(・_・;)?! 罠か! 罠だったのかッ?!
「変態勇者めッ!!よっよくもっ何か解らぬ罠にはめてくれおったなッッ#=Д=)!! 父上ッ!! 今すぐこやつを……ッ」
「へへ~(*^-^*)実はそのオムライス、オレが作っちゃったのでした~★」
なっ……んだ……と………っ
「いっや~ん(σ≧ω≦)σ アンゼルに美味しい♪って言ってもらっちゃった///」
「入れられたッ!! 唾か何か変なもん、絶対入れられたッッ!!?」
「アンゼルひどい(>_<)! いくらオレでもそんな事はしないって!! むしろ入れてくれッッオレのスープに!!!」
「オマエは何ヲ言ってやがるンダ! アホか(=_=;)
魔王の息子ヨ、スマンな。このバカが言ってル事はスルーしてやッてクレ」
もう慣れているので、御気遣いなく……。と言えるほど我は大人ではない。全くあやつは……親の前でもお構い無しか! 怒りを通り越して感心すらするぞ。
「ほへ~これ全部レイド君が作ったと?! 凄かね~♪ 飾付けもキレかし、おいしかよ!」
「え? 何だって??……ああ、違う違う。オレが作ったのはアンゼルのオムライスだけな!」
「そ……そうね///」
恥ずかしそうに、もごもごと俯く父上。確かに今の勘違いはちょっとだけ恥ずかしかったかもしれないですな。
フム、それにしても…
「……勇者よ、ここは料亭の筈……何故お主自ら手料理を……?」
「アンゼルの好物がオムライスって知ってからさ、オレメッチャ練習して……一度で良いから食べてもらいたいな~なんて(*^ー^*)> ここの店の人に頼んで作らせてもらったんだ♪」
珍しく、はにかみながらヘラヘラと笑う変態勇者。そうか……我の為に、か……ならば、我には言うべき言葉がある。
「えっと……その………勇者よ……」
「どうしたんだい?? マイハニーアンゼル♪♪」
恥ずかしい、が、これだけは言わねばなるまい……!
「ォっオムライス……とても美味かった……」
「アンゼル……」
「…ぁっ……ありが……とう…………///」
「ぇ///////ッ?!」
いいいっ言ったぞッ///!! ちゃんと礼は言った(*=_=*)///!!
ナニコレ、モロメチャ恥ずかしいんですけどぉ///?!! 変態勇者の奴も頬を真っ赤に染めて我を凝視しておるし……///! 何故お主まで照れておるのだ///!!? 見るな、ヤメロぉぉぉぉぉぉッッ///!!!
ヤバイ、恥ずい!! 恥ずい!!! 恥ずい(〃艸〃)
俯いておったら、思いがけず頭に何かがフワリと触れる……変態勇者の手だ。
「アンゼル!! オレ……凄く嬉しい///!! へへへ(*^-^*)」
「……撫でるのは余計だ……///(*=_=*)」
「ひューヒュー♪♪(`ε´)」
あのおっさんの唇を千切り取って投げ捨てても良いだろうか。
「こっ…この麦茶おいしかね~っ///(*^o^*;)!!」
……父上、それは麺つゆです。動揺しておられるのがバレバレです。我は知っております、頭を撫でられている時、父上が光の速さで顔を背けたのを。
「ワシも昔はイロんな女ノ子に手料理デもてなされタもんダゼ(`∀´*)」
「デイル君モテモテやったもんね~♪ おいも久しぶりに、奥さんの手料理ば食べたか~(*´∀`) 」
「OH! ナラ、代わり二今度ワシのカミさんノ手料理を食いに来やガレ! 味付けハ濃いめだガナ!!」
「わぁ~よかと?! 嬉しかね~♪ そん時はアンゼルと一緒にお邪魔させてもらわんばね! リシュラちゃんは元気かと~??」
「おう! 元気過ぎテ困ッちまう程ダナ! ワシと結婚シテからブクブクぶくぶく太りやがっテヨー、今じャ立派ナかかあ天下ダ」
「え~~っ?! 想像でき~ん(*^o^*)」
キャッキャッ♪ うふふ♪♪
…………………………………話し合いはいつ、始まるのだ……(=_=)?