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ノックをしてお嬢様の部屋に入るとすでに何人かの人がいた。
「レーナどうしたの?」
さっき呼びに来たメイドはレーナと言うらしい。
「それが…」
レーナの目線の先には金髪の綺麗な令嬢がいた。
さぞかし性格も品があるのだろうという考えはすぐに消えた。
「お前さんは誰かね?」
(こんなに綺麗な令嬢なのにお前さん!?)
サリーは驚いて固まっている。
「旦那様と奥様にはお伝えしたの?」
「ええ。もうそろそろ来られるはず」
その時ドアが開いて男性と女性が入って来た。
女性はベッドの傍らに座ってお嬢様を心配そうに見つめる。男性も心配そうに側に寄る。
「ああカトリナ、大丈夫?」
「あなたは誰?」
「ああなんて事なの…お父様とお母様よ」
「医者を呼んでくれ」
男性が側にいる者に声をかける。しばらくして医者と思われる人物が色々な箇所を見ていた。
「今のところ原因はなんとも言えませんが転んだのであればその時の衝撃が原因で一時的な記憶喪失に陥っているのではないかと…」
「どうすれば治るの?」
「なんとも言えませんがとにかく静養を」
「分かったわ。ありがとう」
そうして医者は帰って行った。
「今日は疲れたでしょう。とにかくゆっくり休んで」
と言ってお嬢様の両親は部屋を出て行く。
「ネリア、お嬢様のお世話を頼むわ」
とサリーとレーナも出て行った。
いつの間にか部屋にはお嬢様と私1人になっていた。
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