21(ばぁば視点)
「殿下、お久しぶりでございます」
「ああ。久しぶりだな」
「この度はご招待頂きありがとうございます」
「頭を打ったと聞いたがもう大丈夫なのか?」
「おかげさまで。ご心配おかけして申し訳ありません」
「話したい事があるのだが2人っきりで。いいか?」
「お父様も一緒ではなりませんか?」
「ご両親にも後で説明するつもりだがまずはカトリナと話したい」
「承知しました。では念のため信頼できる侍女を連れて来ます。あそこに立っております。お話の内容の内容を漏らす事はありませんのでご安心ください」
「なぜそう言える?」
「今までそういうことはありませんでしたので。ご心配でしたら私が誓約書を書かせて頂きます」
「いやそこまではしなくていい。分かった。連れて来い。私も念のため侍従を連れて来る。口の堅い奴だから安心しろ」
「承知しました」
それぞれ1人ずつお付きの者を連れて来る事になった。
まず最初に心配そうにしているお父様に声をかける。
「私は大丈夫ですのでお父様はこちらでお待ちください」
「分かった…」
渋々そう返事をもらい私はネリアを呼びに行った。
ネリアは私から見える位置に立っていてくれた。
「ネリア、ちょっと来て。殿下がお話があるそうなの。多分あの事よ」
そう小声で囁くとすぐについて来てくれた。
私達は会場を離れてある1室に案内され王子と私は向かい合わせに座った。
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