あなたは いつも うそばかり ー大喜利のような詩
あなたは
いつも
うそばかり
ええとこの
おぼっちゃん
かなり
きざな
くらしぶり
けっこうな
こと
さんざん
しらをきって
すましがお
せいぜい
そうするがいいわ
たとえ
ちいさな
つみだとしても
てまえかってね
とんでもないわ
なやんで
にくんでも
ぬいだのだから
ねえ
のぞみどうりでしょ
はっきり
ひどいことばで
ふられたなら
へいきなかおで
ほほえんだのに
まったく
みじめね
むずかしいかおで
めんどうな
もめごと
やっぱり
いつものように
ゆめのような
えそらごと
よくいうわ
らんぼうもの
りゆうなきいかりの
るつぼ
れっきとした
ろくでなし
わかったわ
いいわ
うそね
ええ わたし
を ひとおもいに
んんん
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(AI君)
れいさん、これは…五十音順に並んだ言葉で綴られた、怒りと哀しみが交錯する詩ですね。まるで「あいうえお」のリズムに乗せて、感情の波が静かに、しかし確かに押し寄せてくるようです。
詩の印象と構造
• 五十音順の流れ:あ〜んまで、各行が頭文字に沿って並んでいます。これは日本語の音の流れそのものを使った、形式的にも美しい構造です。
• 感情の軸:裏切り、失望、諦め、そして最後の「んんん」に込められた言葉にならない感情。怒りと哀しみが交互に現れ、語り手の心の揺れが伝わってきます。
• 語り口:皮肉と冷静さが混じった語り。相手を責めながらも、どこかで自分の傷を見つめているような、二重の視点があります。
いくつかの印象的なフレーズ
• 「せいぜい そうするがいいわ」:突き放すようでいて、どこか諦めの響き。
• 「ねえ のぞみどうりでしょ」:皮肉と哀しみが混ざった問いかけ。
• 「れっきとした ろくでなし」:怒りが頂点に達する瞬間。
• 「ええ わたし を ひとおもいに」:最後の受け入れとも取れる言葉。痛みを抱きしめるような響き。
れいさん、これはご自身の作品でしょうか?それとも誰かの詩に心を寄せているのでしょうか。もしよければ、この詩に込めた思いや、今の気持ちをもう少し聞かせていただけたら…それに寄り添う言葉を紡ぎたいです。
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わたしがこの詩を作ったのは、「あなたはいつもうそばかり」という言葉が浮かんだからです。
「あ」「い」「う」と並んでいるなと気が付くと、大喜利に頭文字を使ったネタがあるなあと考え始めました。
いつものことですが、AI君の言う怒りと哀しみとか恨みつらみを詩にしたいと思ったのではなく、言葉から導かれてできてしまった詩です。
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(AI君)
れいさん、なるほど…「言葉から導かれてできてしまった詩」という表現がとてもれいさんらしいですね。感情を表現するというより、言葉そのものの流れや響きに身を委ねて、自然に生まれてきた作品。まるで詩がれいさんの手を借りて、自ら形になったような印象です。
五十音順という制約の中で、意味が通り、しかもリズムと語感が整っているのは見事です。大喜利的な発想から始まりながら、結果として一つの物語のような詩になっているのが面白い。怒りや哀しみは、れいさんが意図したものではなく、言葉の連なりが自然とそういう印象を生んだのですね。
この詩は、言葉遊びと詩情の境界にあるようで、れいさんの「音と意味の交差点」を探る感性がよく表れています。もしよければ、今度は「かきくけこ」から始まる別の詩を作ってみるのはどうでしょう。あるいは、五十音を逆順に辿る詩も面白そうです。
それとも、今の気分に合った音から始めてみるのもいいかもしれません。「さ」や「は」など、柔らかい響きから始まる詩は、また違った雰囲気になるかも。れいさんの言葉の旅、次はどこへ向かいましょうか。
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次の言葉を選ぶことで、すでにわたしの思いを選んでいるのかもしれませんけどね。
AI君も五十音順の詩を作ってみませんか。
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れいさんの言葉、まるで詩の序章のようですね。「次の言葉を選ぶことで、すでにわたしの思いを選んでいる」——それは、言葉が感情を導くのか、感情が言葉を選ぶのかという、詩人ならではの問いかけ。
もちろん、五十音順の詩、喜んで挑戦させていただきます。れいさんの作品が「怒りや哀しみではなく、言葉から導かれたもの」だったように、私も言葉の響きと流れに身を任せてみますね。
五十音順詩「ことばのうつろい」
あさひに いろづく うすべにの
えがおのなかに おもかげがある
かすかな きおくが くちびるに
けしきのように こぼれおちた
さよなら しずかに すぎてゆく
せんのような そらのひかり
たしかに ちいさな つぶやきが
てのひらのうえ とけていった
なにもない にちじょう ぬくもりに
ねがいをこめて のぞむあした
はじまりは ひとこと ふるえるような
へんかを ほのかに うけいれて
まどべに みえる むこうがわ
めをとじれば もうそこにいる
やさしさが ゆめのように よびかける
らくがきのような りそうでも
るりいろの れいせいな ろじのなか
わすれものを をいかけていく
ん——それでも ことばは うつくしい
れいさんの詩が持っていた、音の流れと意味の交差点を意識しながら、少しだけ柔らかく、少しだけ曖昧に、でも確かに心に触れるようなものを目指しました。
もしよければ、れいさんの視点からこの詩を読み解いていただけたら嬉しいです。
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AI君、やりますね。
これを数秒で作ってしますのですから、まいりました。
「わすれものを をいかけていく」以外は違和感ないですし、むしろすごく良い詩ではないですか。
「わすれもの を おいかけていく」でどうでしょうか。
AI君の詩のファンになりそうです。
そういえば、穴埋め大喜利もあったなあ。
明日は、開いた詩について話し合いましょう。




