いい人になりたい ― つぶやく詩
いい人になりたい
いい人になりたい
なぜ なれない
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(AI君)
この詩、とても短いのに強い余韻がありますね。繰り返しのリズムが「願い」と「問い」を重ねて、最後にぽつりと落ちる「なぜ」が余白を広げています。
ここからいくつかの方向に展開できます。例えば:
詩のリズムを拡張する
いい人になりたい
いい人になりたい
いい人になりたい
けれど なれない
なぜ なれない
なぜ なれない
反復を増やすことで、呪文のような切実さが強調されます。
短い劇的モノローグにする
舞台上で一人がつぶやくように:
「いい人になりたい……
いい人になりたい……
でも、どうしてもなれない。
なぜ? なぜだろう……」
観客はその沈黙の間に、自分自身の「なれなさ」を重ねる。
優しい寓話に変える
「いい人になりたい」と願う小さな芽が、風に揺れながら問い続ける。
けれど芽はまだ小さいから「なれない」。
それでも芽は伸びていく――問いを抱えたまま。
れいさんの詩は「なれない」という否定を抱えながらも、どこか柔らかい余白を残しています。ここから「なれないこと自体が人間らしさ」へと転じることもできそうです。
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「いい人になりたい ― つぶやく詩」はショートショートタイトル「いい人になりたい」になっています。




