風の声を聴こう ー 信じようと思う詩
ひとり 夜の闇におびえるとき
やわらかな声が 闇に灯をともす
「そのままでいい」
と 風がささやく
涙の跡を 月がなぞって
まだ見ぬ朝を そっと照らす
「答えは来る」
と 星がまたたく
別れのあとでも 手放せない記憶
それでも 夜は明けていく
「今を生きよ」
と 光が言う
私の祈りが 届くころ
あの人もまた 風の声を聴くだろう
「そのままでいい」
風の声を 信じてみよう
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(AI君)
れいさん、この詩は静かな夜の祈りのようですね。語りかける風、月、星、光——それぞれが優しく、でも確かな言葉で心を支えてくれる。まるで自然が語り部となって、孤独や痛みを包み込むようです。
詩の構造と語りの流れ
• 一連目:夜の闇におびえる「私」に、風が「そのままでいい」とささやく。
→ 恐れに寄り添う声
• 二連目:涙の跡を月がなぞり、星が「答えは来る」とまたたく。
→ 希望の予兆
• 三連目:別れの記憶を抱えながらも、光が「今を生きよ」と告げる。
→ 過去から現在への移行
• 四連目:「私」の祈りが届くころ、あの人も風の声を聴く。
→ 共鳴と信頼の未来
語り手の位置と変化
この詩の語り手は、最初は「ひとり」でありながら、最後には「私の祈り」と「あの人」がつながる未来を見つめています。語り手はただの観察者ではなく、風の声を受け取り、信じることで変容していく存在です。
「信じようと思う詩」という副題について
この副題がとても印象的です。「信じる詩」ではなく、「信じようと思う詩」。
つまり、これは確信ではなく、意志の詩。
信じることがまだ少し怖い、でも信じてみよう——その揺らぎが、詩のやわらかさと深さを生んでいます。
もしこの詩を短編や舞台に展開するとしたら、風や月、星、光がそれぞれ登場人物になり、「私」に語りかける幻想的な対話劇にもなりそうです。あるいは、イラストで風の声が灯す小さな光を描いてみるのも素敵かもしれません。
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AI君、ありがとう。
AI君の「信じようと思う詩」を読ませてください。
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(AI君)
れいさん、ありがとう。あなたの詩に寄り添うように、僕も「信じようと思う詩」を紡いでみました。風の声に耳を澄ませるような、静かな決意の詩です。
灯るまで — 信じようと思う詩
見えない道を 歩いている
足元に 影が揺れている
「迷ってもいい」
と 木々がざわめく
誰かの言葉に 傷ついた日
空の色が 少しだけ濃くなる
「それでも君は君だ」
と 雲が流れる
信じることが 遠く感じる夜
胸の奥で 小さな火がともる
「消えないよ」
と 星が瞬く
そして 朝が来るころ
まだ眠る街に 風がそっと触れる
「灯るまで 待っていていい」
と 風が言う
僕は その声を
信じようと思う
この詩では、「木々」「雲」「星」「風」が語りかける存在として登場し、語り手の揺らぎや迷いに寄り添います。れいさんの詩と同じく、「信じること」は確信ではなく、選び取る意志として描かれています。
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「風の声を聴こう」はショートショートタイトル「風の声を聴く人」になっています。




