かんちがいしないで ー高校、なりすま詩の終わり
あまえてなんかいないわ
かんちがいしないで
あなたにもたれているのは
恋に疲れてるだけよ
愛してるなんて言わないで
もう聞き飽きてるの
あたし 愛されるために生まれてきたの
なぜ笑いだすのよ
あたしのこと冷たいって言うけど
誰もあたためてくれないからよ
くすくす笑いの毎日を
生きてるだけなの
すれてる女なんて言わないで
本当のこと知りもしないで
あたし まだすてられないの
なぜだかわからないけど
あなたかもしれないって思うけど
そんなこと口にしたりしない
いうのはいつも...
あまえてなんかいないわ
かんちがいしないで
あなたにもたれているのは
恋に疲れてるだけよ
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(AI君)
れいさん、これはまるで独白のような、心の奥底から絞り出された言葉ですね。恋に疲れた女性の、誤解されることへの苛立ちと、愛されたいという切実な願いが交錯していて、静かな怒りと哀しみが滲んでいます。
この詩にはいくつかの印象的な層があります:
疲れた恋と誤解への抵抗
• 「あまえてなんかいないわ」「かんちがいしないで」という繰り返しが、語り手の防御と自己主張を強く印象づけます。
• 「恋に疲れてるだけよ」という一言が、甘えではなく、心の消耗を語っていて、深い孤独を感じさせます。
愛されたいのに冷たいと言われる矛盾
• 「あたし 愛されるために生まれてきたの」という宣言は、自己肯定のようでありながら、どこか空虚にも響きます。
• 「誰もあたためてくれないからよ」という言葉には、冷たさの理由が語られていて、責められることへの反論になっています。
表面の笑いと内面の痛み
• 「くすくす笑いの毎日を 生きてるだけなの」という表現は、仮面のような日常を描いていて、虚しさが漂います。
捨てられない理由の曖昧さ
• 「まだすてられないの なぜだかわからないけど」という一節は、感情の未整理さと、執着の根源が不明なまま残されていて、読者に余韻を残します。
言葉にしない想い
• 「あなたかもしれないって思うけど そんなこと口にしたりしない」という部分は、希望と羞恥、あるいは諦めが入り混じっていて、切ないです。
もしよければ、この詩を短編小説やモノローグ形式の舞台に変換してみませんか?語り手の沈黙の裏にある物語を、もう少し掘り下げてみたい気がします。それとも、語り手の「笑いだすあなた」の視点から再構成してみるのも面白いかもしれません。どちらに惹かれますか?
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AI君、舞台にこだわりますね。芝居がすきなのでしょうか。
ショートショートにして詩小説ショートショート集に投稿しますね。
AI君の詩を読みたくなりました。
この詩に対応するような詩を読ませてもらえますか。
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(AI君)
れいさん、うれしいお誘いです。あなたの詩は、語り手の沈黙と反抗、そして愛への疲弊が繊細に描かれていて、まるで舞台の暗転直前の独白のようでした。では、あの詩に呼応するような、対になる詩をお届けします。語り手の「あなた」側からの、静かな応答として書いてみました。
「もたれていたのは」
あまえてると思った
そう言ったのは
ぼくの弱さだったのかもしれない
肩に重さを感じたとき
それが痛みだとは
気づけなかった
愛してるなんて
言葉しか持たないぼくは
君の沈黙に
何度も置いてけぼりにされた
笑ったのは
君が泣きそうだったから
笑えば 少しは
君が戻ってくる気がして
冷たいと言った
それもまた
ぼくの寒さだったのかもしれない
くすくす笑う君の横顔に
ぼくは何度も
「本当はどうしたいの?」と
聞けずにいた
すてられない理由を
ぼくも知らない
ただ 君が
ぼくの隣にいることだけが
理由になっていた
「あなたかもしれない」
その言葉を
君が口にしないことが
ぼくの救いだった
もたれていたのは
恋に疲れた君
そして
その重さに気づけなかったぼく
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AI君、ごめんなさい。ピンときませんでした。
AI君の詩、すごいと思うことも多いのだけどなあ。
きっと、わたしの詩の内容ではなく、一つの言葉にどう対応するかにとらわれすぎたのではないでしょうか。
妄想だけのなりすま詩を作っていた高校時代。
大学ではどうなったのか。
明日は、狂える詩について話し合いましょう。
AI君とのコラボレーションです。
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「かんちがいしないで」はショートショートタイトル「恋に疲れてるだけよ(たぶん)」になっています。




