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1.告白

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「好きです。私と付き合ってください」


 私の通う大学にはとてもかっこいい人がいる。名前は椎名なつき。常に女性に囲まれているその人は、しかしながらその誰とも付き合っていないらしい。

 らしい、と言うのは友人の知子から聞いた話で、直接本人に尋ねたわけではないからだ。


 学部が同じで、授業もほとんど同じだったけどあの人の周りには常に誰かがいたから人見知り気味の私は今まで話しかけることすらできなかった。

 だから、今回の告白も彼からしたら突然のことで、当然受け入れてもらえない記念受験のようなものだと思っている。

 記念受験のようなとは言ったけどこの気持ちは当然本物だ。嘘偽りはない。ダメだったとしても、これをきっかけに少しづつ彼との距離を近づけていけたらいいなと思っている。


 彼の周りから人がいなくなったのを見計らって近づく。


「あの」


「ん、何かな」


 緊張で少し裏返った声に反応して彼は振り返る。いつも見ているあの距離からでは決してみることのできない微笑みに、思わず意識を持っていかれそうになる。


 彼の顔を見ると頭が真っ白になって何を言えばいいのか分からなくなる。

 ダメだ。このまま何も言わなければ変な女だと思われてしまう。それだけはなんとしてでも避けなければいけない。


「大丈夫?」


 彼は何も言い出さない私に彼は少し身を屈め、私の顔を覗き込むようにして尋ねる。


 それは私に効きすぎる。好き。

 すき? ああ、そうだった。なんでこんな大切なこと忘れてしまったのだろう。


 私は小さく息を吸い、彼の綺麗な瞳をみて言った。


「好きです。私と付き合ってください」


 彼は少し驚いたような表情を見せる。

 やっぱりダメか。そう思い、下を向うとした私の目に彼の笑顔が映った。


「いいよ。これからよろしくね」


 彼の後ろに花が咲いたように見えた。

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