雷神後半
インドラと鬼人の一進一退の攻防が続く
「これじゃ埒が明かないなぁ、おいお前ら少し離れておけ」
部下たちは、すぐさま離れる。
この言葉が何を意味するかを知っているためである。
インドラの体の周囲に雷が発生する、その雷を全て纏う
「完全雷装レイカイ」
全身に雷の鎧を纏い、縦横無尽に駆け回る、さっきまでとは全く比べ物にならない程に速く、それは正に電撃のごとく
鬼人は武器を振るうが全て当たらない、かすることもないのだ
「どうした、そんなノロマな攻撃では私には当たらんぞ」
鬼人は焦る
「くそがぁ、何故だ...なぜ当たらぬのだぁ、私では奴に敵わないとでも言うのかぁぁぁぁぁぁぁ」
「これが十二神将が一人、雷神インドラの実力だ、俺も仕事なんでな...終わりにしようか」
そう言うと彼の剣に彼の身体から電流が流れ蓄電されていく
「中々楽しめたぜ、じゃあな...奥義レイロンジーファン」
放たれた雷撃は龍の鳴き声の如くの雷鳴が鳴り響き、鬼人を焼き尽くす
「終わったか、お前も終わったか」
「ええ、終わりましたとも、奴の麻薬の隠し場所も見つけました」
部下たちの頭を撫でながら
「もう隠し場所を見つけていたか、でかしたな」
そう言うと隠し場所まで歩く
「地下に隠していたとはなぁ...それにしても多すぎないか麻薬の量」
まさに麻薬の入った布が大量に積まれていた
「これを回収すればいいんだろ、それにしても結構重いな...こりゃなんだ」
インドラの前には鍵のかかった金属の小箱がある
「一応こいつも回収しておくか」
そう言うと小箱を手に取り持ち帰る
インドラたちは帝都に戻ってきた
「ようやく帰ってきたかインドラ」
「ただ今戻った来ました真我、こいつを見て欲しい」
そう言うと、インドラは金属の小箱を見せる
「これは......パラ・ニルミタ・ヴァシャ・ヴァルティンが使用している小箱だ」
インドラは焦ったか顔で
「おい真我パラ・ニルミタ・ヴァシャ・ヴァルティンって言ったか、もうとっくの昔に滅んでるんじゃ無かったのか、そいつらは」
インドラが焦るのもおかしくない、何故ならパラ・ニルミタ・ヴァシャ・ヴァルティンは、とっくの昔に真我達によって滅ぼされているはずなのだから。
パラ・ニルミタ・ヴァシャ・ヴァルティンは圧倒的な力で幾つもの国を滅ぼし、大陸を支配しかけた、歴史上で最も強く凶悪だった、邪教団である、第六天魔王をトップとしていたがとてもイカレているため、実質的なリーダーは他に居る為に、その者がパラ・ニルミタ・ヴァシャ・ヴァルティンを統率していた、ただ全て滅んだはずだった、はずだったのだ...
基本的には微笑んでいることの多い真我の顔がとても真剣な顔をしていた
「それがあるとゆうことはパラ・ニルミタ・ヴァシャ・ヴァルティンの残党が教団の復活を目論んでいるか、もしくはもう復活している。」
「真我、それってヤバいんじゃないか」
「ああ、ヤバいともあの組織も所詮はパラ・ニルミタ・ヴァシャ・ヴァルティンの傘下の一つに過ぎなかったということだ、そうすると既にかなり巨大になりつつあるだろう、パラ・ニルミタ・ヴァシャ・ヴァルティンは傘下の組織に金属製の小箱を必ず渡す、その中身は火薬であり、小箱を開けると爆発する使用になっている、そしてなりよりもそれを遠隔で爆発させることが出来る、裏切りがばれると小箱を遠隔で爆発させて、周囲一帯事吹き飛ばす、その上何の小箱か言われずただ開けるなと言われる。」
インドラは焦りながら確認する
「それってヤバくないかここで爆発するってことだよな」
「ああそうだが、だから私が今ここで無力化する」
「無力化っていったいどうするんだよ?」
すぐさま答えるかのように両手で小箱の両側面を持ち
「奥義ヤーコンジィェン」
小箱を覆う半透明な球体が出てきて、そして一緒に何処かえと消えた
「何だ今の」
「これは秘密だインドラ、さてやることが増えてしまったな」
インドラは次の戦いに備えるために部下の元に向かう、そして真我は帝に報告をしに向かう
呼んでくださり圧倒的感謝
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