雷神前編
とある一室の円卓に最後の一人が座ると真我は左右を見て
「良く集まってくれた十二神将たちよ」
「今回集まってもらったのは、他でもない牡丹妃の料理に毒だと分かってい、殺害が目的で犯行を計画・実行をした組織の抹殺を誰が担当するかについてだ」
そう言うと雷を纏う男が真我に対して問い掛ける
「その組織ってのは、どの位の規模で、どの位の強さだ」
「規模として三千人程で主に麻薬などを生産したり、取引している、強さに関しても流石にこの国を乗っ取ろうと考えてるだけあり、かなり強く、下手に軍を出した所で無駄に兵を消耗するだけだ、だからこそ十二神将が担当する事になった。」
「さて、誰が行ってくれるかい?」
すぐさま、額に第三の目を持つ男は途轍もない笑顔と声で一言
「俺が行こう」
男が発言してすぐさま真我が
「お前はダメだ、お前は組織どころか周囲一帯を抹消するからダメだ、代わりに間も無く大国と小国達の大連合との戦争があるかそこで暴れるといい」
男は笑顔で
「そうか、なら今から準備するか、その戦争には他に十二神将が行くのか?」
「勿論、他の十二神将たちも行くとも、ドゥルガ、ヴィシュヌ、マカラ、バサラ、キンナラ、アグニ、ヴァーユ達だ、そしてその先陣は君に任せよう...シヴァ」
「おう、分かった、派手に暴れてやるぜ、任せておきな」
「頼んだぞシヴァ、勝ったと言う報告以外いらんからな」
シヴァは笑顔で答える
「私は負けんよ」
真我は微笑みながら
「そうだったな...そしてどうする本題からずれていたが、まあインドラに任せよう、他に戦争に行かぬ者は待機だ頼む、何があるか分らんからな、まあこれでお開きにしようか...総員解散」
話が終わってから十分後
「お前ら組織の抹殺に行くぞ、ついてこい」
何も言わず、四人の部下は武具を手に取りインドラについていく
五人は馬車に乗り組織の拠点に向かう、帝都からでて約五日後、組織の拠点に着く。
「ここがあいつらの拠点か...大層ご立派な建物だなぁ」
そう言うとインドラは両開きの扉を思いっきり開け
「どーも国の者ですぅ、牡丹妃毒殺の計画・実行した罪により抹殺に来ましたぁ」
組織の幹部らしき者が
「たった五人で俺らを抹殺だと、舐めとるんか」
と言うと大男がインドラに近づき大剣を振り上げた瞬間に
すぐさまインドラは拳に雷を溜め、そして雷を大男に向けて放つ
ゴォロロロロロロロロと音を鳴らす一撃は大男の上半身を消し飛ばしていた
雷を全身に纏い、怒鳴り声で
「どうしたぁ、かかって来いよぉ雑魚どもぉぉぉ」
そうして戦いが始まった
四人の部下たちは武器に雷を纏い戦う
敵を薙ぎ払いながら
「どうした、どうしたぁ弱すぎるぞぉ」
と言っていると
奥から牛の角を持つ半妖が現れるとインドラに向かって
「お前の相手は私がしよう」
すぐさまインドラは
「お前は少しは楽しめそうだ」
そう言うと、両者は走り出し、武器を構え、振るい、両者の武器が何度もぶつかり合い、その衝撃で周囲の物が吹き飛ぶ
インドラは笑いながら
「なかなかの強さだ、だが俺には敵わん」
そう言うと剣に雷を集中させる
「雷撃斬」
放たれた雷撃は半妖を真っ二つにした
「さぁ次に俺の相手をしてくれるのはどいつだぁ」
そう言って途端に壁が吹き飛び、インドラの一人倒れている
「どうしたぁ」
重傷を負いながら
「インドラ様...おそらく奴がボスかと」
そう言う部下の指を指す方向に巨大な鬼人の半妖いる
「てめえがここのトップか?」
巨大な鬼人の半妖は問いに対して
「そうだとも、俺がここのボスだ」
「そうか、お前は俺を楽しませてくれるかなぁ」
インドラはそう言いながら、突っ込んでいく
そして両者がぶつかり合う
そしてインドラは笑顔で
「お前は楽しめそうだなぁ」
強者同士の戦いが始まった
呼んでくださり圧倒的感謝
下の『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』の☆☆☆☆☆のところをポチっとしてくれるとモチベに繋がるから押してくれると助かる