毒見役後編
牡丹妃の住まう翡翠宮に向かう桜華
よっっっっしゃーーー!毒見役だぁー、まさか私がなれると思って無かったけどなぁ、毒見役に推薦されてると聞いたとき驚きと喜びのあまり声を漏らしそうになったが、なぜ私のような下女がが毒見役に推薦されたのかが疑問である、まさかこの後宮内に私をよく知っている人物がいるのか?
だとしたら一体誰だ、牡丹妃に私のような下女を毒見役として推薦できるほどの権力を持つ者で私をよく知っている人物と言う条件に当てはまる者がたった一人だけいる、黄金館の常連であり、半妖として最高峰の領域まで辿り着き、この国の大英雄の一人、名を真俄と言う。
黄金館で私を見つけるたびに、微笑みながら手を振ってくる人物であり、正直微笑みから怖さを感じるが、色々と毒草をくれたり毒液をくれたりする人であり唯一客の中で私の毒好きを知って、そして私にフグの卵巣の糠漬けをくれることを条件で私が唯一妓女として相手をしたことがある、最初の一言が、もう襲ってやろうかな?で目がマジだったから真面目に襲われると思ったが、普通に茶を飲みながらいろんな話をしてくれたし、いろいろ質問されたが、不思議な人だったと今でも思う、私が後宮にいることを知っていて、牡丹妃の毒見役が死んだから、そこに私を真我が牡丹妃の毒見役に推薦したのだろう、私が毒好きで毒に耐性があることを知っていたからこそ推薦したのだろう、真我ならやるだろう、ニコニコしながら推薦していたに違いないなどと思っていたら翡翠宮に着いた。
「失礼します、本日より毒見役として来ました、桜華と申します」
彼女が牡丹妃か...何度か見る機会は合ったがここまでまじかで見ることは初めてだ、その体は見事と言うしかない程であり、あるところにはしっかりとあり、健康体でスタイルがとても良く、帝はこんな豊満な女性が好きなんだなぁと思う。
「初めまして桜華ちゃん、これからよろしくね」
「あと、毒見役になるとゆうことは私の侍女になるってことよ」
桜華は驚く、何故なら牡丹妃の侍女となり、毒見役になるとは言われていたいためである。
そうして桜華の侍女兼毒見役の生活が始まったのである。
午後にある宦官から毒を盛った人物が見つかったが自殺したとゆう報告が来た、毒を盛った人物は危険組織のメンバーだったらしく、その組織は現在十二神将の一人とその部下によって、組織に攻撃をして組織を消すつもりらしいと言われた、牡丹妃の返事としては、十二神将が対処するなら任せるわと言うことらしい、十二神将は真我が設立した国の中で十二人の強者が帝に認められなることが出来る特別な役職であるため、牡丹妃が特に何も言わないことは不思議ではないどころか当たり前である、十二神将は真我の直属だが、国の中で最も信用されている武将なのだから。
毒見役となって数日後
あまりにも牡丹妃の侍女たちが優秀すぎる、たった四人で全ての仕事をこなしている、その結果私が暇すぎる、毒見をしては部屋に戻りを繰り返しているし、食事の量が多すぎる、確かに体が大きい程毒は回りずらいが、だからと言ってこのままでは私が豚になってしまう、もう少し仕事が欲しい、明日辺りにもう少し仕事が欲しいと侍女頭である楊鈴に行ってみるか、仕事はくれるだろう...くれなきゃ私が暇で死んじまう、ただ侍女たちの私を見る目がどこか哀れな者を見ているように感じたのは、気のせいだろうと思いたいが、多分気のせいじゃないだろうなとは思うけど、その原因としては左腕だろうな...確実に。
その頃一方侍女たちは
「あれ多分暴行を受けいて、そして後宮に売られたんだよね多分」
「酷かったもんね左腕、可哀そう」
「その上、いつ毒が当たるか分からない毒見役になったんだよ」
「私たちが優しくしてあげないとね」
侍女たちの誤解はどんどん進んでいた
呼んでくださり圧倒的感謝
下の『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』の☆☆☆☆☆のところをポチっとしてくれるとモチベに繋がるから押してくれると助かる