表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/68

ゲーム好きな二人

 …よし…拠点防衛戦は完了だ…


「お兄ちゃん?何やってるの?」

「ゲームだ」

「ゲーム…私も…いい?」

「…」


 なんせ俺のやるゲームはバトロワ系やミリタリー系など血みどろなゲームしかない…そうだ…

 俺は整理されていない物置でガサガサと何かを探す…


「…なにガサゴソしてるの?」

「予備のPCを探している、それ真白用に使っていいぞ」

「え!?いいの?」

「大丈夫だ、ただ埃かぶってるけど」


 俺はPCについた埃をはたきながら真白に渡す。


「ありがとう!お兄ちゃん!大切にするね!」


 再び俺に見せた真白の満面の笑顔…やっぱり俺は真白の笑顔につられて俺まで笑みがこぼれてしまう…


「ただ丁寧に扱ってくれよ、結構高いからな」

「うん!」

 

 予備と言ってもinteli7を搭載しているから普通に十万はする。


「まずはゲームを探すか…やり方を教えるよ」

「うん!」


◇      ◇      ◇


「…飽きちゃった…」

「早いなオイ!まだ20分だぞ…」

「…ごめん…」

「いや!だからって謝らないでくれ!」

「?」


 ゲームを無理強いしているようで罪悪感が…


「お兄ちゃんと同じゲームをしたい!」

「…ちょっぴりハードな内容だけど…一緒にプレイできるやつなら…」


◇      ◇      ◇


 30分後…


 バスーン!

 ズバンズバン…!ドッゴォ!


「ここだ!ここでアンブッシュ!」

「え…?うん!」

「俺はこいつらを片付ける!」

「わかった!」


 なんと真白は戦車のゲームを15分程度で一端の動きができるようになってしまった。飲み込みが早すぎる。


「これで終わりだァァッ!」


  ズバーン!


 VICTORY!


「勝ったぜぇ!ウレピーッ!」

「やったね!お兄ちゃん!」

「「イエーイ!」」


 パン!


 響くハイタッチ、互いにヒートアップし、ちょっと…いや大分おかしくなってしまった…がこの気分も悪くないな…


◇      ◇      ◇


 さらに30分経過…


「疲れた…」

「お疲れ寝るか…」

 

 今日は女装して下着を買ったり真白とのゲームでかなり疲れたぁ~


 …そうだ…ベッドが一つしかなかったな…明日は休日だし布団でも買おうか…今日は仕方ない…床で寝るか…


「真白はベッドで寝ろ…」


 俺は床にごろんと寝転がる…


「…どうして床で寝るの?」

「え?」


 …そういえば昨日、俺は気絶してる間も…床で寝てた時も真白まで落ちてきたから…実際ずっと一緒に寝てたっけ?


「床で寝るとかぜひいちゃうよ」

「え…え…?!」


 だがちょっとマ…

 俺の頭で「待て」のサインを出すが…真白に引っ張られ吸い込まれるように一緒にベッドへ入ってしまった…


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ