瑞 立花、女装で街をうろつく
…だが冷静に考えればノーの選択肢は無い…下着がないのはどっち性別だろうと致命的なことだ…やるしかない…!
だが…
「なあ…一緒に来てくれない?」
「うんいいよ!」
この俺に…一人で行く勇気は俺には無かった。
◇ ◇ ◇
…大丈夫だよな…大丈夫だよな…
服はフード付きのジャージ上下…そして貸してもらったヘアゴムを髪に…これぐらいしかない…
ばれたらどうしようか…変態のレッテルを張られるだけで済むだろうか…大事になったら…
「お兄ちゃん顔色が良くないけど…大丈夫?」
「…大丈夫…」
…全く大丈夫じゃない…ヤバイ…するするする…は…吐き気もだ…息切れが…止まらない…!
俺の足取りは不安定になり真白の小さな背中が…
…なんだ…右手に感じる…この柔らかい感触は…
そして右手が包み込まれる感触が直後に…
「お兄ちゃん?」
「ウヌッ?!」
この柔らかい感触の正体は…真白の手のひらであった…
そのまま真白は俺の手をぎゅっと握って服屋へ引っ張っていくのであった。
◇ ◇ ◇
店内…
…来てしまった…だが…ここから本番だ…!
「いらっしゃいませ~」
まずは店員へ顔を合わせ、俺の髪に結んだ真白のヘアゴムを見せてみる…
店員は何も違和感の表情を見せることなくその場を立ち去る…
…よし…どうやら誤魔化せてるみたいだ…!
「う~ん…これかなぁ?」
俺の必死さなど知ったこっちゃない真白は下着を選び出す…
「なぁ…あんまりかわいいのを選んだら俺じゃ誤魔化せなくなるぞ」
「むぅ…」
「…少し思ったんだが…どうして下着選びにこんなに時間をかけるんだ?」
その言葉を言った瞬間真白は顔を赤くする…
「…お兄ちゃん…そんなこと言わせないで…」
「…ごめんなさい…」
どうやら触れてほしくないことに触れてしまったみたいだ…赤らめてその言葉を口にする真白はかわいかったが、それ以上に罪悪感が上回った…
◇ ◇ ◇
ここからが…最大の難所…会計…
大丈夫だ…最初は誤魔化せたのだ…今回もどうにかなる…!
「お…お会計を…」
「ハイ」
ヤバイ…俺の顔をめっちゃ見てる…!だが…表情も変えるな…当然のように振る舞え…!
◇ ◇ ◇
「あ~めっちゃ疲れた~」
「お兄ちゃんありがとね!わたしおふろはいってくる!」
結果は無事完了…ゲームしよ…