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異世界に、助けを呼んだら、竜が来た。  作者: 倭刀
プロローグ、女神は語る、「助けて」と
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 何故そんなに大騒ぎしている?

 いつもであればそう問いかけただろう。しかし飛竜程度で大騒ぎするような世界だ。我の真の姿に衝撃を受けるのは仕方の無いことなのだろう。


「これは、知ってはいても驚きますね」


 ジュネがそういってはいるが全く驚いたように見えないのだが?


 とりあえず人の姿に戻るとしよう。


「竜が何かわかっただろう?」


「あぁ、って兄さんでかくなってないか!?」


「同じ大きさでは無いな・・・」


 おっと、また調整を間違えたらしい。


「これぐらいだったか?」


「多分そんなもんだったぜ。大きさも変えられるのかぁ。うらやましいぜ」


 人化した途端気さくに話しかけてくるウィド。今あれだけ驚いたのによく話せるものだ。


「ディスター、確認なんだが町の中で勝手に竜の姿になることは無いんだな?」


 ウィドとは対照的にフレイは慎重だ。


「基本的には我の意思で調節しているからな。勝手に戻ることはない」


「そうか」


 明らかにほっとした様子のフレイ。さりげなくジュネの前に立っているのはまだ我を多少は警戒しているのだろう。意識している感じではないから無意識の行動かもしれぬが。


 今のところ反応がないザルドを見るとぶつぶつと何かを言っている。


「流石フラガ様。やはりフラガ様についていけば間違いない・・・」


 変に話しかけると爆発しそうなので放っておくのが正解だろうな。


「それではディスター様の真の姿を見ることも出来ましたし、町まで戻りましょうか?」


 誰からも異論は出なかったため、他に何かすることもなく町まで戻ることになった。我の真の姿を知ってこれからの対応に問題がなければいいがな。



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