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いずれ家族の日常

 

 この物語はとある男子高校生が家族ってなんだろうと考えていたら、実娘が自分の前に現れて、実娘から仲の良い女友達の中に未来の嫁がいるとヒントを貰い、家族を探す物語である。


「おーい、〇〇、衣織(いおり)そろそろ写真撮るぞ。ほらっ可愛いんだからニッコリ笑って二人とも」


 さっきまで写真の立ち位置で揉めていた二人だが、声をかけたらすぐに明るい顔をしてニッコリと笑いあっていた。


「もぉ!真司も早く来てよ、衣織が怒っちゃうんだから。あ、あと変な顔して写らないでよ。これ言わないとやっちゃう馬鹿なんだから」


 さてそんな声も聞こえたところで、俺もそろそろ写真の場所まで移動するか、そんな事を考えながら最愛の嫁と娘に最大に近づいて写る


 程なくして時間差でパシャッと乾いた音が聞こえる。カメラの写真を見たら、二人ともとても可愛い。嫁と娘は目に入れても全く痛くないなホントに。


「もぉっー!パパがくっつきすぎてママとほぼツーショットみたいになってるじゃん!私が主役なんだからもっと真ん中に入れてよ!」


 そんな娘の衣織、髪色は俺に似て黒色で腰にまで伸びるほど長い。顔立ちも嫁に似てとても綺麗で学校でもさぞやモテてるだろうなと鼻が高い。


 だが娘はまだやらんぞ。俺はまだまだパパをやらせてもらうぞ。この野郎!って誰に向けていってるんだか


「ごめんごめん、衣織もう一回撮ろう。今度は〇〇と離れてるからさ」


 そんな事を娘の衣織に言った後に、少し寒気がしたので恐る恐る嫁の方を見てみると、仄暗い目つきでこちらを据えている。


「え、なに私から離れて撮るの?どういう意味??変な事考えてない?何かやましい事でもあるの?」


 ま、まずい…今度は俺が〇〇を怒らせてしまったぞ。

 じわりと額にも汗が出てきて、冷や汗が背中を伝る。


 情けないが娘の方に一瞥をくれてやると


「ママ、私ね。パパもママもおんなじくらい大好きだから、嫉妬しちゃったのごめんね」


「そ、そう。なら良いけどなんか急にそんな事言われたから浮気を疑っちゃった。ごめんね真司」


「あ、あぁうん。浮気なんて絶対しないぞ。するとしても娘ぐらいだぞ」


「ふ、ふーん。まぁ衣織はパパと結婚出来ないもんね。私だけの真司なんだからね」


 それを聞いて安心そうにしている〇〇を見た後に

 衣織に向けて小さくサムズアップをして、ナイスだ衣織と伝える。


 そして大声で俺は叫ぶ、俺は家族が大好きだ!


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