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2章 完

今後について


投稿開始時に1章までしか書けていなかった本作ですが皆さんのおかげでどうにか10万文字2章完結までこぎ着けました。

応援ありがとうございます。

スキル『ガチャ』ですが当面隔日更新くらいで今後も投稿を続ける予定です。

投稿分は作業の合間に執筆していますが、今後も作業量が増えそうなのでパンク気味になりながら頑張りたいと思います。

これからもよろしくお願いします。


向日葵が飯綱を抱きながら今来た道を戻るが、幸いな事に3階層で新たな敵が現れる事はなかった。

そして2階層への階段に着いたタイミングで飯綱は消えてしまった。

どうにか助かった。

もちろん2階層も気を抜いていいわけもないが、向日葵がSFP 10を使えば問題なく抜けれるはずだ。


「お兄ちゃん! 次も絶対飯綱ちゃん当ててね。絶対だよ!」

「いや、当てようと思って当てれるわけじゃないからな」

「絶対だダヨ!」

「はい、頑張ります」


向日葵はよほど飯綱の事が気に入ったらしい。

三上さんと野本さんもスキルの使用回数は減ってしまっていたが、レベルアップによりわずかに回復した事でどうにか2階層も無傷で抜ける事ができた。

そしてようやく2階層を抜けて1階層まで戻ってきた。

神楽坂さんの『ヒール』重ね掛けのおかげで随分腕の痛みも楽になってきているが、このタイミングでも残念ながら戦える状態までは回復に至らず、ここまでメンバーに頼り切りになってしまっている。

だけど、ここまで戻ってきたらもう大丈夫だろう。

1階層をゴブリンとスケルトンを倒しながら進み程なく地上への階段へと至る事ができた。

地上への階段が目に入った瞬間、全身の力が抜けてその場へとへたり込んでしまった。


「御門、まだ早いわよ」

「ああ、わかってる」


三上さんの手を借りて、その場から立ち上がり地上への階段をどうにか登り切った。


「着いた〜」

「どうにか戻ってこれましたね〜」

「飯綱ちゃんがいなかったらどうなってたかわからない。もう当分ミノタウロスは見たくな〜い」

「それは言えてる〜。牛肉もしばらくはいいかも〜」


三上さん……。それは言ってほしくなかった。


「御門くん、まだ痛む?」

「いや、随分楽になったよ.ありがとう」

「ごめんなさい。私のスキルがもっと強力だったら」

「いやいや本当に助かってるから。それにレベルアップすれば効果も上がるはずだし」

「それならいいけど。戦いではあんまり戦力なれなかったからせめて回復くらいは……」


あ〜やっぱり神楽坂さんは天使だ。

神楽坂さんのスキルとキャラクターにどれだけ救われてるかわかってないな。


「戻ってこれたからって御門も舞歌も2人でイチャイチャしないの」

「え、英美里、そんなんじゃないから」

「そうだよ。三上さん、そんなんじゃないって」

「はいはい、そうですか〜」


こうやって冗談を言い合えるのも無事に戻ってこれたからこそだ。

今回は運良くどうにかなったけど、また3階層へ挑むにはもっと力が必要だ。

俺自身のステータスの向上、そしてスキル『ガチャ』のパワーアップが必須だ。

このメンバーならもっと先に進めるはずだ。

ダンジョン攻略、そしてモンスターのいない世界へ近づく為に。




【読者の皆様へお願い】


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[一言] 2章完結おつかれさまです
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