表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/204

29 俺はセイバーになる

皆様の応援のおかげでローファンタジー週間1位です。

ありがとうございます。

まだの方は是非、登録評価お願いします。

「母さん、ちょっと相談があるんだけど」

「あら、どうかしたの?」


俺は書き込みとかを見て、セイバーの大変さも理解しているつもりだけど、やっぱりセイバーになろうと思う。


「学校にモンスターが現れて、俺も戦ったからクラスメイトとかにスキルホルダーっていう事がバレた」

「バレても御門のスキルって『ガチャ』でしょう。バレて困るのは景品をねだられることくらいじゃない」

「まあ、そうなんだけど。今までは戦うつもりもなかったし、隠しておきたかったんだ」

「でも戦っちゃったんでしょ。御門らしいわね」

「それで考えたんだけど、この際バレてしまったのもあるし、いっそのことセイバーになろうかと思うんだ」

「御門がそうしたいなら母さんは別にいいと思うけど」


反対されたりするかと思ったけど、随分あっさりしたものだ。まあ親ってこんなものかもしれない。

学校のみんなにバレた以上、セイバーにならない理由もなく、今回同様モンスターが襲ってきてスルーできるほど図太くもない。


「お金も稼げるし、住居も手当してくれるらしいよ」

「家はここがあるしいらないけど、お金稼げるってどのくらい?」

「月に100万円だって」

「うん御門、明日すぐにセイバーになってきなさい。学校は休んでいいから」

「え、休んでいいのか?」

「御門、物事には優先順位ってものがあるの。わかる? 世の中に月100万円より優先順位の高いものはそうはないわ」

「わかった。父さんは大丈夫かな」

「母さんが伝えておくから大丈夫。それよりお金の使い道は考えているの?」

「特に考えてないけど、貯金していくらか家に入れようと思うけど」

「御門! 最近お父さんのボーナスが減ってしまったの。結構切り詰めて切り詰めて。向日葵にも服をあんまり買ってあげられないし」

「わかったって。それなりの額入れさせてもらうって」

「母さん、ずっとお小遣いなしでやりくりしてるのよね」

「わかったって。母さんには1万円でいい?」

「御門! 今は美容院に一回行くだけで1万かかるのよ」

「2万円」

「ああ、私はなんて孝行息子を持ったんでしょう。それにしてもセイバーって高待遇なのね」

「いざっていう時にはモンスターと戦わないといけないからね。それに国の職員が当たるよりはずっと安上がりなんでしょ。基本補償もないみたいだし」

「御門! セイバーになっても絶対に危ない事はしちゃダメよ」

「わかってるって。出来るだけ目立たないようにするから」

「本当ね。100万円より御門の命が大事なんだから.そこはちゃんとわかってるでしょうね」

「もちろんだって。俺が命を賭けて戦うようなタイプだと思う?」

「確かにそんなタイプじゃないけど、御門だから」


正直、セイバーの仕事は危ないことも多いと思う。

だけど、スキルホルダーである以上避けては通れないのかもしれない。

それにどうせなら100万円もらったほうがやる気も出る。

【読者の皆様へお願い】


いつもありがとうございます。

皆様のブックマークと☆ポイント評価で作者のモチベーションが保たれています。

興味を持たれた方は是非ブックマークとスクロールして下部の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i902326
― 新着の感想 ―
[良い点] 奥さん、目が円マークになってますよ
[一言] おかんw やっぱり月100万は魅力よなー
[一言] なるべく長期間生きたほうがたくさんお金貰えるからって理由が多分に含まれてそうだなぁ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ