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マッパー攻略

やっと発売日が決まりました。

モーニングスターブックスさんから12/20発売です。

いっぱい買ってもらえると続刊します。

予約も始まっています。

よろしくお願いします。

水月をメスマッパに振るうが、普通に受け止められてしまう。

力押しは絶対に無理だ。

すぐに2撃3撃目を加えるが、対応されてしまう。

やはり普通に強い。

左右に身体を振りフェイントをかけるが、メスマッパの方が大きいので効果は薄い。

そしてそのぎらつき血走った目と視線が交差するたび、俺の大事なところがきゅ~っと縮みあがる。


「この~御門から離れなさいよ! 『アイスフィスト』」


英美里の放った氷の拳がメスマッパの身体に突き刺さる。


『グギャアアアアアアア」


俺へと意識が集中していたせいだろう、完全な不意打ちとなりもろに入った。

だが、まだ消滅してはいない。

これでも、まだか。

俺はそのままメスマッパを斬り伏せ一匹を倒した。

まだまだいる。

周囲を見ると、海江田さんと山田さんもメスマッパと交戦している。

明らかに劣勢に立たされているので、はやくフォローに向かいたいところだけどまだまだメスマッパはいる。

今はその数を減らすしかない。

俺はスマホをタップしガチャのストレージの中から発光石を選択する。


「こっちだこっち! こっちを見ろ~! 海江田さん、山田さん、みんな目をつぶれ~!」


大声をあげ、メスマッパ達の注目を集め、視線が俺に集中した瞬間手に持っていた発光石を地面へとたたきつける。

周囲を強烈な閃光が包み込む。

目をつぶって尚明るさを感じる。

光が収まるのを待って瞼を開くと、メスマッパ達は眼を抑えて苦しんでいる。

大成功だ。

海江田さん、山田さん!

目を閉じ動きを止めている2人に呼びかけ、自分は目の前で苦しんでいるメスマッパの首を刎ねる。

すぐに次のメスマッパへと迫り水月を振るう。

いくらメスマッパといえど視界をふさいでしまえば、斬るのは容易い。

ただ、発光石の効果は永続的なものではない。

3匹を斬ったタイミングで残りのメスマッパがダメージから立ち直ってしまった。

海江田さんと山田さんも相対していたメスマッパを倒しているので、残るは2匹。


「海江田さん、山田さん一匹はお願いします」

「お、おおぅ」

「ま、まあ2人でならなんとか」


2人の返事がなんとなく心許ないが俺は残りの一匹に集中する。

メスマッパの血走った眼は発光石によるものなのかそれとも……。

いずれにしても発光石はもうない。

この一匹は普通に倒すしかない。

英美里も野本さんも既に一度ずつスキルを発動してしまっている。

今後の事を考えるとこれ以上浪費は出来ない。

残念なことに、どれだけ気合を入れたとしても爆発的に戦闘力が上昇するような特異体質ではないので、しっかりと間合いをはかりメスマッパの動きに全神経を集中させる。








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