表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

183/204

2階層

非モテサラリーマン40歳の誕生日に突然大魔導士に覚醒する #花岡修太朗40歳独身彼女なしが世界トレンド1位


がローファンタジー月間1位獲得中です。


https://ncode.syosetu.com/n1814ji

よろしくお願いします。

階段のところで、一息入れながら整えて2階層への階段を降りる。

2階層とはいえ初めてのダンジョンだしある種未知の領域なので、少しだけ緊張を伴う。

慎重に降りたその先には1層とそう変わらないフィールドが広がっていた。

立ち止まり周囲を確認しても特に何かある様子もないので3階層を目指し歩を進める事にする。


「この階層、リザードマンとか出るのか?」

「私達のと同じならね」


1階層でゴブリンが出現した事を考えるとその可能性は高いと思われる。

そして、その答えはすぐに出た。


「あれってリザードマンではないよな」

「うっ……どう見ても違うわ」

「俺も見るのははじめってっすけど、あれはオークじゃないっすか?」


山田さんが言うように、その風貌は俺達のイメージにあるオークに近い。

ゴブリンよりはるかに大きいその体躯。

そして2足歩行でありながらその顔は豚のそれに酷似している。


「御門、あれと戦わなきゃダメなの?」

「いや、それは……」


英美里があれと戦うのを躊躇しているのにはきちんとした理由がある。

オークは服と呼べるものを何一つ纏っていない。

ゴブリンでさえ腰布的なものは纏っていたのに、オークにそれらしきものはない。

つまりは、マッパ。

そしてモンスターのそれは大変なことになっていた。


「ぶうふうううううう」


口からはよだれを垂らし、こちら、おそらくは英美里と舞歌にだと思うが明らかに興奮状態にあるのが分かった。

俺も進んで見たいものではないけど、女子高生にこれは辛いと思う。

モンスターにセクハラを訴えても意味はないと思うけど、これはない。

おそらくは英美里達もオークがどのような特徴を持つのか、予備知識的なものは持っているだろう。

そこに、そのことを裏付けるかのようなあの状態。


「女性陣は後方で控えてもらえばいいだろう」

「海江田さん」

「そうっすね。あれはちょっとむりでしょ。だけどあんだけ弱点さらしてんだから楽勝かもしれないっす」

「そうですね。英美里、舞歌フォローは頼んだぞ」

「はい」

「助かる」


英美里と舞歌は明らかにほっとした表情を浮かべてすぐに後方へと下がる。

山田さんが言うようにマッパであの状態。

こちらに狙ってくれと言わんばかり。

水月であれを斬るのは、ちょっと嫌だけどそうも言ってられない。

刃が穢れてしまいそうな気がしてしまうけどあくまであれは、敵の弱点だ。

モンスターとの戦いで弱点を狙うのは当然。

それも、かなり的は大きい。

あれをスパっといけば苦戦することはないだろう。

そんな風に思いながら、海江田さん達と3人でオークへと駆け出す。

アベマにてアニメモブから始まる探索英雄譚が無事完結しました。

視聴者の皆さまありがとうございました。

tokyomx BS日テレ 他はあと少しです。よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i902326
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ