表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

172/204

義務

HJ文庫モブから始まる探索英雄9が明日7/1発売です。

そしてアニメモブからはABEMA他で今週の土曜日7/622時から〜一挙2話放送です。

よろしくお願いします。

ピコン

スマホに通知が入る。


国防セイバー管理組合よりお知らせ


国防セイバー管理組合って見慣れないけどセイバーギルドの正式名称だ。

滅多に連絡が入ることはないけど、稀にお知らせ通知がある。

今回の通知は簡単に言えば強制依頼。

セイバーになる条件に、年に何回かダンジョンに潜るというのがあったけど、よくよく確認してみるとあれは勝手に潜るんじゃなくてギルドの依頼で潜るという意味だったらしい。

俺としては日常的にダンジョンに潜っているから特に問題があるわけでもないけど、毎月お金を貰っている義務を果たせという事だろう。

日時は今週末土曜日となっている。

学校へと登校してから、英美里達に確認すると俺と同じく招集連絡があったらしい。

ただ、岡島には来てないようなのでもしかしたら、セイバー登録のタイミングもあるのかもしれない。

うちのクラスからは岡島を除く5名とメンバである野本さんも呼ばれている。

当然俺がそうであるように、みんなも初めての強制依頼の内容がわからず不安に思っているようで、英美里が話しかけてきた。


「御門、これって何かあったって事なのかな」

「いや、俺達が初めてなだけで普通に召集がかかっただけじゃないか?」

「いつもダンジョンに潜ってるのとは何か違うのかな」

「舞歌が気にしてる事もわかるけど、多分大丈夫じゃないか? セイバーギルドも無茶な依頼はしてこないだろうし」


ダンジョンに潜るのはいつもと一緒だ。

違うのは集団で潜るってことだけ。

ただし、いつもと違う所が一点だけある。

それは、今回潜る事となったのが俺達がいつも潜っているホームダンジョンではなく、隣の街にあるダンジョンだという事だ。

自転車でも行けるくらいの場所なのでそこまで遠くはないけど、今までホームダンジョンにしか潜ってこなかったのでそこは不安が残る。

今回、召集されたメンバーと情報交換するが、三年生の西嶺さんがホームにしているらしく話を聞くことができた。

今回のダンジョンは、俺達のホームダンジョン同様に『サードブレイク』のタイミングで現れた比較的新しいダンジョンであるという事。

話しを聞く限り、そこまで違いはなさそうに思える。

ただ、先輩の話だと俺達のホームに比べて攻略組と呼ばれるガチ勢が少ないように感じた。

地域性や偏りもあるんだろうし、普通に考えて全てのダンジョンが同様に攻略されるイメージも湧かない。

もしかしたら、そういう事があるから今回の対象になっているのかもしれない。

そうだとすれば、モンスターの数を間引くのが1番の目的になるのかな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i902326
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ