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岡島爆ぜる

ついに岡島にステータスが生えたけど、俺自身はというとレベルアップしなかった。

結構な数のスケルトンを倒したと思ったけど一階層じゃ厳しかったかな。

岡島のスキル名は『爆ぜる礫』

今日は試す余裕もないけど読んで字の如く礫が爆ぜるのだと思う。

ただスキル名が普通に日本語な感じだ。

『ガチャ』も日本語といえばそうだけど、『爆ぜる礫』とはより日本語っぽいというか日本語そのものだ。

洋風なスキル名しかないのかと思っていたので意外だった。

ちなみに礫はつぶてと読む。そう岡島が言っていた。

いずれにしても、攻撃力を持つスキルには間違い無さそうだし、岡島としては大満足だろう。

結局、地上に戻っても俺の体調が著しく回復するという事は無く、普通に一人で帰るのが厳しそうだったので、岡島の肩を借り、心配した三上さんと神楽坂さんが家までついてきてくれた。


「英美里さん、舞歌さん、わざわざありがとうございます。よかったらうちに上がっていきません? うちのママもいますよ〜」

「向日葵ちゃん嬉しいんだけど、今日は御門が疲れてるから遠慮しとく」

「え〜じゃあ、今度は絶対ですよ。ママもおふたりには是非会いたいって言ってるんです」

「わかった、わかった」


向日葵は普通に俺より二人と仲がいい。

パーティを組んでいるんだから仲がいいのはいい事だけど、少しは俺の心配もして欲しい。


「御門くんのクライスメイトの岡島晴人です。よろしくお願いします」

「妹の向日葵です」

「向日葵さんですか。素敵なお名前ですね」

「え〜そうですか? 普通ですよ〜。晴人さんもいい名前じゃないですか」

「いや〜そんな事はないですよ。ありがとうございます」


ん?

このやり取りはなんだろう。

岡島の態度に若干の違和感を覚える。


「それじゃあ、また〜」


違和感を覚えたけど、それ以上に疲労感が強く、あまり長く対応している気力がなかったので送ってくれた三人にお礼を言ってからすぐに自分の部屋へと戻った。

部屋に戻ってベッドへと直行したら、泥の中に沈み込むような感じでそのまますぐに眠ってしまった。

普段あまり夢を見る方ではなかったけど、いつもとは違いスケルトンに沼の底へと引き摺り込まれる夢を見てしまった。

沼の底で息が続かず苦しくなって目が覚めるとびっしょりと汗をかいていて時計を見ると時刻は午前1時を指していた。

疲れていたせいで、晩御飯を食べることも無く寝てしまっていたみたいだけど、そのおかげで少し回復したらしく普通に起き上がる事ができたので、シャワーだけ浴びてまた眠る事にした。

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