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第5章-1 オフィスレディはエッチ過ぎると思います!

アル視点に戻ります。

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 こんなはずじゃあなかった。


なんせ最近忙し過ぎる。


リアとのティータイムも楽しめないくらいだ。



「アル様、次はこの訴訟です」



 リズは最近流行りのモノクルグラスをかけて、となりで訴訟書類の山を整理してくれている。


ポニーテールの尻尾が揺れて、ついグッときてしまう。


なんせ、ふとした瞬間に耳に掛かる髪をかき上げる仕草がなんとも色っぽいのだ。


くそっ、これ絶対狙ってるよ!


チェリーな俺はドキドキしちゃうぜ!



「あの、アル様?

 手が止まっているようですが、どうかなさいましたか?」



 うーん……いい!


屈み込んで首を傾げて俺の顔を覗く、その仕草。



「いいよ……リズ」


「えっ?!」



君はわかってる。


俺のハートを鷲掴みだよ。



「あ、あ、あのっ……このままですと、午後の訓練に間に合いません!

 お願いですから、アル様?

 お仕事頑張りましょ?

 もう少しですから!」


「……ああ、ゴメンな。

 気が抜けてたよ」



 うーん、ダメだ。


少し困り顔で、眉を八の字に下げたその表情。


俺のツボにハマり過ぎて、どんどん駄目になってくわー。


あー、仕事したくねー。


ずっと、リズのOLバージョンで癒されていたい。



 何故俺がこんなに疲れているのかというと、全ては司祭様の無茶ブリが過ぎるせいである。


最近、街が活性化し人口が倍増した。


景気が良いのは素晴らしいが、それに伴う歪みをなんとかしないといけない。


司祭様はこれを商人組合から一手に引き受けたのだ。



 まあ、事情はわかる。


司祭様の立場が強くなるのも好ましい。


だが、テメーは駄目だ。


いきなり俺の仕事が3倍増するのだけはいただけない。


最近の業務を列挙すると、


1、新たな街の衛兵団の設立、団員募集

2、団員の訓練、しつけ、素行不良者への対応

3、街の警備、治安向上パトロール

4、犯罪者の収容、管理

5、訴訟取扱

6、犯罪者の裁判、刑の執行

7、公共事業と職員募集


など、多岐に渡っている。


なんで俺なんかが、警察官と裁判官の真似事なんかしてんのさ?


しかも兼任だと?!


つか、警察権と司法権はわけとかないと危険過ぎるでしょう?


なんぼでもデタラメの罪でっち上げて拘束できるんだし、これは独裁者の誕生ですよ?


あれ?


そっか、現状支配者のいないブリングハムの街ならばむしろ好都合なのか?


司祭様やっぱスゲェな、切れるじゃん!



 つかさ〜……どうでもいいけど、もう疲れたよ……


こんなときは癒しが必要なんだよ!



「なあ、リズ。

 君に頼みがあるんだ」


「はい!

 アル様の為ならば、私に否応などございません」



 よっしゃっ!


すかざず、リズの修道服に手を触れる。



『スキル 心願成就 発動』



 一瞬で部屋中に暖かな光が溢れ出す。



「え、え、え?

 アル様!

 これはっ?!」



 光が収束した後には、そう俺の願った通りに知的メガネのクールビューティーが佇んでいた。


身体の線がハッキリと出るタイトなスーツ姿。


タイトスカートの丈は、しっかり膝上10センチ程で大人の色気がある。


が、しかし決して下品ではない適度な丈のミニスカート!


スカート横のスリットは深くはなく、しかし動きやすく、チラ見えする生足は大人な色気を演出しているのだ!



「リズ。

 君は完璧だ!

 完璧な美人秘書だよ!

 感動した!」


「はぁ……

 アル様が喜んで下さるのならば構いませんが。

 コレ、不思議な衣装ですね?」


「うむ、これで仕事が捗るよ。

 ああ、リズこれからデスクワークの際は必ず、その衣装着用ね!

 よろしく」


「畏まりました」



 とりあえず癒されたから、目の前の書類分は仕事しとこうぜ。

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