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第3章-9 残念な美少女の問題

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「リアの聖女の力もチートってことか?」


「そだよ。

 お兄ちゃんみたいなチートスキル欲しいっ!

 って念じたら貰えたの」


「俺はチートスキルなんて持ってないぞ。

 そんな簡単に貰えるものなのか?」


「またまたまタマタマー。

 惚けなくたっていーじゃん。

 お兄ちゃんの王子様スキルすごいじゃん!

 いっつもスラムのサノバビッチ共をヨダレ塗れにさせて発情させてたじゃん!

 下の口もヨダレ塗れなのかよ?

 ウヘへへヘっ、とかゆってたじゃん!」


「おまっ?!

 あのなぁ。

 はーーーーーっ……

 言い方な、気をつけような。

 淑女の言葉遣いじゃないぞ。

 あとそれ、熱い風評被害だからな。

 事実無根だぞ、あんま外で言いふらすなよ」



  俺の可愛いリアがどんどん崩れていくぞ、おい。



「お兄ちゃん気付いてなかったの?

 いつも金魚のフンビッチ連れて練り歩いてたじゃん」


「あれは身内の仕事斡旋してくれー、とかさ。

 兄妹に良い縁談探してくれー、とかの雑用ばっかの話だぞ」


「はぁ?

 もう、これだから心配なんだよ、お兄ちゃんは。

 それがアイツらの手なんだよ?!

 なんで気付かないかなー?

 ワタシがどれだけ頑張って悪いムシを遠ざけてきたのか、お兄ちゃんはもっと妹に感謝すべきだよ?」


「うん、いや弟だけどな?」


「え?

 また、そこからやり直し?

 ループ系はよっぽど上手くやらないとダルいだけだよ?」


「またよくわからんことを……」


「ワタシの場合ではねー、どうだったなぁ?

 ああ!

 神様に悪態ついてたとき、ふと直感がひらめいた。

 的な感じでした!」


「おいおい仮にも神様だろうが?

 悪態つくとか、ちょっと……

 お前なぁ、さすがに引くわー」


「いや、ね?

 アレですよ?

 仲いい友達にじゃれ合う気持ちみたいな?

 そんな悪態っぽいやつあるじゃない?」


「いや、リアあんま友達いないじゃん。

 人見知り激しすぎて」


「うわぁああああああああんっ。

 おにいやんのゔぅあかぁああああっ。

 うえっ、うぇっ、ぐすん……

 ぞんな、ほんどのこととかゆわなくてもいいじゃぁあああん!」


「あああああ、ご、ゴメンっ?!

 リア、な?

 ホントごめんな!

 あとで兄ちゃん美味しいものなんでも買ってやるから、なっ?!

 だから、泣き止んでぇーーー!」


「くすんっ……くすんっ……

 ホント?

 何でもいーい?

 くすん……」


「おうっ!

 あったり前だろーがっ!

 リアの望むもんなら、何だってお兄ちゃんが叶えてやらあっ!」


「じゃあ、結婚して」


「は?

 いや、それとこれとは……」


「何でもしてくれるってゆったーああああ!

 うぇえええええええん!!!」


「あああああ!

 わかった、わかったからっ!

 じゃ、結婚以外なら、な?!

 な?

 何でもきいてやるから、な?」


「じゃあ、せめて女の子扱いしてよぉ」


「ああわかった。

 リアは女の子、超絶美少女!

 な、これでいいよな?」


「むぅ、なんかおざなりだね?

 心こもってなくない?」


「うっわ、めんどくせっ!

 更年期かっ!」


「ああっ?!

 喧嘩売った!

 お兄ちゃん今、結構アンタっちゃぶるな界隈にまで喧嘩売ったよ?!

 確かにその攻めの姿勢は嫌いじゃないけどさっ?!

 ワタシは巻き込まれたくないから、ちゃんとあとで謝罪するんだよぉ?」



 俺の可愛い可愛いリアは、こうして残念美少女へとジョブチエンジしてしまったのだった。


いやまあな、実のところさ。


こんなバカ言い合うのも久しぶりで結構嬉しかったりするんだけどな。



 あれ?


久しぶりって、どーゆーことよ?!



 いつもお付き合い下さり、ありがとうございます。読んでいただけるだけで大変嬉しいです。


もし宜しければブックマークや★の評価1つ付けて頂くだけでも、義月は踊り狂って喜びます。


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