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第3章-7 ミニスカナースの問題

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 俺達は聖女の奇跡を広めるため、様々な商会の主達との面会を重ねた。


商会の身内の怪我や病気を軒並み治しまくってきてやったぜ。



 まぁ、おかげでポーションを卸してる商会からは、かなーりのキツイ横やり入れられたりもしたがね。


これも上手いこと司祭様が手をまわしてくれた。


使えるものは上司でも使えってな。



 そんな街のお医者さんごっこをして数ヶ月。



「お兄ちゃん、やっぱりね。

 足りないものがあると思うの!」


「どうした?

 何か困ってんのか?!

 何でも言ってみな。

 お兄ちゃんが手伝ってやるぞ」


「うんっ!

 ワタシね、形が大切だと思うのよ。

 何事も形から入って、真心に通じるものでしょう?」



 輝く様な笑顔でリアは言う。


もうバックにキラキラ星が輝いて、薔薇なんかが咲き誇っちゃってる。


弟のヒロイン(パワー)、パネェな。


そりゃ、聖女様ファンクラブも結成されるわな。



「そこでだよ!

 やっぱり聖女はナースじゃなきゃ嘘だよ!

 わかる?

 お兄ちゃん、名付けて"聖女様は白衣の天使だったの計画"発動だよ!」


「……ん?

 あれっ?」


「もうっ!

 お兄ちゃん、ちゃんと聞いてたのー?

 いっつもそーなんだからっ。

 前から言ってるでしょー。

 そーゆーとこだよ!」


「……はい。

 なんか、すみません……」

 


 正座してリアの御高説を拝聴する。


……弟よ、コレ地味に痛いよ……



「もうっ!

 いーい?

 お兄ちゃん。

 やっぱりね!

 ナースと言えはミニスカだと思うの!

 そりゃ警察(ポリス)だって魔法少女(プ○キュア)だってそーだけど。

 やっぱり基本は清楚な白衣の天使が履くからイイわけでしょう?

 お兄ちゃんの部屋にもあったよね?

 如何わしいミニスカ天使のDVDがいっぱい」



 あっれー?


リアなんかキャラ変わってない?


だいぶん、はっちゃけたコになってないかい?


そして、なんか背筋がゾクゾクすることゆってない?!


なんか冷や汗でてきてるんですけどっ?!



 そだなー……


あの頃(スラム時代)はあんまり一緒に居てやれなかったからな。


我儘言うのも我慢してたのかな?


なら、お兄ちゃんがどんな可愛い我儘にも応えてやらなきゃな!

 


「ナースってーと、アレか?

 病院で働く看護や医療補助担当の?」


「そだよっ!

 お兄ちゃん、やっぱり覚えてるじゃん?!

 もーう、あんまり心配させないでよねー」



 どうやらリアには良い事みたいだが。


リアの可愛らしさに見惚れて、いつまでも惚けている場合じゃあないぜ。



 なあ?


何でリアが俺の夢(前世の記憶)の内容を知ってるんだよ。



「そうなのよねー。

 こっちじゃ化学繊維なんて手に入んないだろうし。

 木綿もあんま見かけないしなー。

 麻とか革ばっかじゃ、大事な質感がなー。

 あー、あとあと染料の問題だとかもなー……」



 俺が考え込んでいる間にリアのほうも自分の世界に突入してたみたいだが。


つか、今なんつった?!



「なあ、リア?

 大事な事なんだが、ふざけてるわけじゃないからな。

 ちょっとだけ真面目に聞いてくれ」


「ワタシはいつも真面目だよ!」


「ああ、それならいいんだが……

 リア、俺は夢みたいな記憶がある。

 この世界とは全然違う、風土も常識も生活水準も」


「当然でしょ?」


「はい?」


「なにを今更感だよね。

 お兄ちゃん、いい加減ちゃんと思いだそうよー。

 そーゆーくだり、お約束的な?

 いちいち面倒くさいよー。

 最近はやんないよ?

 それ」


「あっれぇー?

 あの、リアさん……?」


「だからさっ!

 いきなりピカーン直感きて、はい!

 ステータス画面どーん!

 スキルを選んでね、で無双スキル付けまくり!

 みたいな、ね?」


「いやっ……ね?

 って、そんな。

 コレでわかるでしょ?

 もう、ホントにお兄ちゃんはワタシがいないとダメなんだかやー感だされても……」


「さっすがお兄ちゃん!

 ワタシが言いたいこと、全部察してくれる。

 そこにシビレる以下略」


「つまり、どゆこと?」


「んー?

 三行で?」


「?

 あー、うん。

 三行で」


「ワタシ達、元リアル兄妹。

 死んでからの異世界転生。

 ゲームの世界でチート&スローライフ。

 ハイ三行、以上。

 おーけー?」


「いや、確かに三行だけどもっ!」



 おい、そこっ!


ふーっ?


まったく。


手のひら上に向けて肩竦めてかーらーのー。


ヤレヤレだぜ!


みたいな感じで首振るな!


可愛いリア相手のはずなのに、すっげぇ苛ついちゃってんですけどっ!



 なあ、つまりさあ?


コレ、一体どーゆーことなん?


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