ねごと
キミが前で
ボクが後ろ
一つのソファに
二人で座り
キミのぬくもりを
全身で感じてる
眠そうにする
キミの髪の匂いをかいで
「甘い香りだね」
ささやくと
キミは
まぶたを閉じたまま
うれしそうに微笑んだ
「このまま寝てもいい?」
キミが聞くから
「カゼひくよ?」
と返すと
「あったかいから大丈夫」だって──
キミは
ボクの胸に
顔をこすり付け
いごこち良いとこ
探し中
やさしく
キミの頭を
撫でてあげると
あっという間に
甘い世界へ──
幸せそうな
キミの寝顔を見つめ
もう少しだけ
このままでいよう
キミの柔らかな頬へ
おやすみのキスをすると……
「朝もキスで起こしてね」だって──
最後のキミの言葉は……ねごと? それとも──