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Rosmiua Fellnerd Phonebrayne  作者: U.O.T.E
衝突する二つの意思
12/25

 それから数日後。

 私の発明したパルスコントローラーの試作品の結果が出た。



 これは私の持っているドライバーの劣化版のようなもので音波や電波などの解析ができる。

 干渉まではできないので、大したことはない。

 ただ、多少のアドバンテージを得れるというだけに過ぎない。

 ちなみに私のドライバーと互換性があるため、こいつで遠隔操作できる。



 「す・・・すごい・・・もう人間の脳波を完全に解析し終えている・・・」



 「・・・何?まだ始めてから1分もたっていないはずだ」



 「それだけじゃない・・・人体の神経を流れる電流、脳のそれぞれの部位がどのような役割を果たしているのか・・・。そのすべてがわかる・・・!これはすごい発明だ!」



 と、いうわけで莫大な金が手に入った。

 ・・・まあ、実際は大したことないものなんだけれども。

 どーせ、あと数年もしていたらできていた技術でしょうし。















 「で、金ができた・・・と」



 「ええ・・・。とりあえずこれで情報買えない?」



 「・・・そうだな。感謝するよ。とりあえずこれだけ・・・」



 ・・・3割も持っていきやがった。

 まあ、このあと特許でがっぽり儲けれるだろうしいいか。












 とりあえず金もできたし買い物でもするとしよう。

 この町はでかいだけあって交通網も発達している。

 主な移動方法はバスだ。

 うん、バスだ。

 なんかこう・・・初めて乗るので結構興奮している。

 ボタンとか連打してみたい。



 「あー、このバス停で待つ感じいいわー・・・。最高だわー」



 「・・・」



 「・・・・・・・」



 周りが変なものを見るような目で見ているが気にしない。

 いや、だって楽しみだし。





















 「えーと・・・



 ああ、すごい楽しかった。

 非常にいい体験ができた。

 それにいいものも結構買えたし。



 ・・・で、どうしてこうなったんだ。



 「へへ・・・そりゃよかったぜ・・・へへへ・・・」



 「ぐひひひひ・・・」



 「ひひゃははは・・・」



 見るからに怪しい三人組なんだけども。



 「影は常に見ている」



 「影はお前を殺すことに決めた」



 「お前は影を破滅させる」



 「・・・は?」



 「「「影はお前を殺す」」」



 ・・・なにこいつら。

 見るからに怪しいとは思っていたけどさらに怪しいし。

 やっぱりこの街には何かある。

 それに影って何のこと?



 「「「影はお前を殺す」」」



 「・・・!触らないで!」



 「「「影はお前を殺す」」」



 「「「影は害を為すお前を殺すことに決めた」」」



 「「「逃げられはしない」」」



 「「「決して影からは逃げられない」」」



 一応スクリュードライバーで神経を流れる電流をロックして、動きを封じることもできる。

 筋肉に電気信号を伝えるのを阻止しているという仕組みなわけなのだけれども・・・。



 「・・・効かない?」



 「「「影は・・・」」」



 「うっさい!バカじゃないのあんたら!どうして動けんのよこの変態!」



 ああ、もう逃げるしかないじゃない!

 けど、ここって裏路地だしかなり入り組んでるし・・・。

 逃げ切れる自信がない。



 「お、あんたも追われてる?」



 「・・・誰よあんた、今私は忙し・・・それなかなかかっこいいじゃない」



 「でしょ?・・・ってそうじゃなくて、あいつらにつかまったら確実に殺されそうな雰囲気じゃない?」



 なんなのよこいつ。

 ・・・まあ、不思議と嫌な感じはしないんだけれども。



 「そうね・・・そうとなったらどうしようかしら」



 「そりゃあ、もちろん」



 「「逃げる!」」



 「「「影からは決して逃げられない」」」



 おそらくこいつの持っているのも私と同じドライバーだろう。

 見た目は・・・私のよりもかっこいいけども。

 だからそれをやつらに向けたところで、動きを封じることはできないはずだ。

 やっていることはおそらく同じ・・・。



 「そんなことやっても動きを止めることはできないって!」



 「あー・・・たぶんあなたが試したのって神経系を伝わる電気信号をブロックし、運動神経に到達する電気信号を0にすることで筋肉を動かせないようにするってやつでしょ?」



 ・・・。

 そのほかに何か手段が?



 「ええ、そうよ。あなたはそれではないと?」



 「もちろん。あいつらは一種の精神支配を受けている。まあ、それが寄生によるものなのか催眠などの精神支配によるものなのか・・・まあ、筋肉を動かすための伝達する電気信号を封じてもまだ動けているってことは体を動かしているものは別物。ここまでオーケー?」



 「ま、そうなるわね」



 「で、あいつらの執拗に言ってる影ってのが怪しそうじゃない?試しに脳を一時的に停止させてみるよう信号を送ってみたらそれもきかなかった。だから、ほぼ100%その影ってのによる寄生であっているってわけ。今はその影の思念波を解析中」



 「・・・影が寄生・・・影に生命があると?あんなのただの光が当たらなかった部分が生み出した一つの事象に過ぎないじゃない」



 「さあ?世の中にはまだあなたが知らないこともある。いい?自分が知っていることよりも知らないことのほうがはるかに多いことを理解しなさい。それが長生きのコツよ」



 「んじゃ何?あれが全く新しい生命体だと?エイリアンだと?」



 「違う違う違う、そうじゃないわ。あれは没落した意識とか記憶とかの結果で・・・あー・・・そのー・・・つまり、あれは寄生体だってこと」



 結局何なのよあの影ってやつは。



 「何にもわかってないじゃない」



 「仕方ないじゃないの!・・・でも、原因のめぼしはついている。それはあなたにも私にもとても関係のあることで、慎重に行動する必要がある。で、話し戻すんだけどもその寄生された影には思念がある・・・まあ、人間でいう脳波みたいなものね。で、その思念波に干渉してやれば・・・ほら、|私ってば天才!(I am genius!)」



 ・・・止まったし。

 なんか痙攣してるんだけども。



 「あー・・・こりゃ抜け殻ね。おそらくホルダーか何かの仕業・・・」



 「あのー・・・どういう意味?全く理解できないんだけども」



 「えーと・・・説明すると長いんだけれども記憶を抜き取ってその開いた隙間に自分の居場所を作る。それがホルダーよ。ただ、自分の居場所を作るには記憶を注入する必要がある。で、その注入された記憶が害を為すような記憶だったりした場合は記憶の疾患が起きる。それが影の招待ね・・・ここまでオーケー?」



 「・・・それって結局もともとの持ち主の脳波なんじゃないの?」



 「いや?そうとも限らないわよ。その影は注入された記憶によって引き起こされたもの、つまり注入した真犯人ともともとの持ち主の記憶とが混在した思念波によって影は形成されているの。だから別の宿主との思念波を照合して・・・全く同じ波長が真犯人の脳波というわけ・・・。私って天才ね」



 「で、その脳波を特定したところでどうするの?」



 「そうね、とりあえず今日はここまでにしておく?・・・もし自分の記憶に興味があるならこの場所に来てね」



 メモを渡してくる・・・が、もはや来る前提だ。

 ・・・とりあえずケリーと相談してみてからにしよう。

 でも私の記憶に関して・・・か。なかなかに興味がそそられることを言ってくる。



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