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9 修行☆1

それからは毎日能力値を伸ばすために魔物を倒す日々だった。



魔物のスキルがわかるようになったので、スライムたちのスキルを確認してみる。


ピンクスライムは何も持ってなかったけどね。流石最弱。

ブルースライムは 再生 という素晴らしいスキルをだ!


再生:HPが徐々に回復する。傷の回復を早める


前は一撃で倒したから回復なんて関係なかったんだね。

最初に挑戦しなくてよかった。いつまでも倒せないまま逆に私だけがダメージ受けるところだったよ。


このスキルをすぐに自分のスキルに加えようとしても、できなかった。

先に今加えてるスキルを消さないと新たなスキルを手に入らないようだ。

大活躍した突進を消し、再生を手に入れた。



1日中スライムを倒し回っても一向にゼロにはならない。

ゲームみたいに無限に魔物がいるのかな? まあ気にしないでいいか。

いくらでも能力値を上げれるし。


そんな倒す日々を続けていると今までに見たことのない緑色のスライムを見つける。

周りの景色とほとんど変わらない色をしている。今まで全然気づかなかったなー。



 名前:レアルスライム

 種族:スライム

 レベル:27

 能力:HP 50

    MP 1322

    攻撃 12

    防御 3548

    魔力 364

    俊敏 6782

    運  1127

 スキル:擬態,迷彩,魔法反射




強すぎるでしょ……こんなのに敵いっこない。

他の魔物との能力値の差が大きすぎる。


一歩後ろに下がる。

あ、やば、気づかれた?


瞬きをした次の瞬間には、スライムの姿は消えていた。


逃げた? あんなに強いのに臆病なの?

まあとにかく私の命は助かった。


それにいいものも手に入ったし。

自分のステータスを見て思わず頬が緩む。


ふふふ、でもスキルは手に入れてやった。

とっさの判断としては上出来だよね。



擬態:自分の姿を違う姿に変える


迷彩:自分の姿を周囲の景色に同化させる


魔法反射:全ての魔法を反射することができる



ブルースライムのスキルを消し、レアルスライムのスキルを手に入れていた。



擬態を試してみる。みるみる私の視線が低くなっていく。

手足がなくなりピンク色のボール――ピンクスライムの姿に変化した。


コロコロ転がりながらステータスを確認する。

名前と種族だけが変わっていて、能力値とスキルは変化なかった。


なるほど、これは便利なのかな?

特に有効的な使い方は思い浮かばないけどね。


そんなこと考えていると冒険者の1人が私に剣を持って近づいてきた。

ひょっとして私のことを狙ってる?


急いで迷彩を発動させて逃げる。

逃げきれたのを確認して擬態を解き、姿を戻した。


しばらくはこのスキル封印だね。MPも少し消費するみたいだし。

それより魔法反射を試したいが魔法を使ってくる魔物にまだあったことがない。

というより魔法自体まだ見たことがなかった。


単独行動しかしていなかったせいだが、まあ仲間に気を使いながら冒険するよりはマシか。



ステータスもかなり上がったことだし、明日からは森の方に行ってファムウルフたちを徹底的に倒すことにしようかな。

前回受けたダメージの復讐も兼ねてね。




 名前:アンナ・キドウ

 職業:高校生

 レベル:4→8

 能力:HP 42/42→379/379

    MP 8/8→4/12

    攻撃 16→143

    防御 10→42

    魔力 15→90

    俊敏 16→151

    運  15→45

 スキル:魔物博士3,ナイフ技術2,擬態,迷彩,魔法反射



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