真琴の自動車教習所2
駅にて二人の到着を待つマコと俺。
「二人とも遅いね
すぐ来るって言ってたのに…」
「なにか買い物でもしてるんじゃないのか?
昼飯とかさ」
「お昼はみんなで食べるって言ってあるもん」
その時、こっちに来る二人を見つけた。
…女の子は制服だけど…
「あの二人じゃないか?」
「あっ!
…もう…優希さんってばそのカッコ…」
「なぁマコ、何で優希さん制服なんだ?」
(しかもセーラー服って…本当に中学生みたいだな)
「優希さんってコスプレが趣味なの。
そっち方面でわりと有名なんだよ」
「知らなかった。
アレ?優希さんからメールだ…」
「えっ、優希さんから?」
『今日は二人とも私のセンパイって事でよろしくね』
「なんだこれ?
…センパイって…」
「まったくもう…
優希さん、ドッキリってゆーか…
こんな遊び好きなんだよ」
…どんな遊びだよ…
二人が後ろに座ったところでマコはある場所へとクルマを走らせる。
たどり着いたそこは車校近くのさびれた喫茶店だった。
「ああ、ここか…
マコ、知ってたのか?」
「うん。
小さいときにお兄ちゃんとね」
「…私も居たんだケド…
真琴ちゃん、忘れてたでしょ?」
「う…
ま、真人は来たことあるの?」
(話をそらしたなマコ…)
「場所は知ってたけど入ったことは無いな…」
「…えっと…
優希さんって中学生じゃ…」
どうやら気付いたらしい…
「じゃあその話も中で…
ね?優希さん」
店内は小綺麗な感じで、
なんだか懐かしいようなにおいがした。
席に座り
日替わり定食を4つ頼むと、
話は優希さんのコトへ。
優希さんは尾崎に真実を話す
…すると、
予想外に泣き始めた…
「俺…
マジで彼女出来ると思ってたのに…ヒドイすよ」
「まあまあ…
いや、俺も気持ちはわかるよ。
でも、優希さんって結婚してるし無理だろ?
まぁ…殺されるような覚悟と優希さんが良いって言うなら別だけどね」
(…ったく、なんで俺が慰めなならんのかね。)
「小篠くんって優希さんのこと、
本気で中学生って思ってたんだね…
優希さんってなんでその格好を?」
「うーん…
多分これが最後だからかな?
もうすぐおっきくなっちゃうし…」
そう言って優希さんはお腹を撫でる。
…まさか…妊娠?
「優希さんそれってボク…
お姉ちゃんになるの?」
(マコ…叔母さんだろ…)
「そうよ。
まだどっちかは分からないけどね。
…マコちゃんは叔母さんで、
マコトくんは叔父さんかなぁ」
(うっ…この年でおじさんか…まだ十代なのに…ん?)
「アレ?、
真人ってもう叔父さんだよね…優美ちゃんの」
「あ…そういえば…。
優美って妹みたいだから忘れてたよ」
「もう…しっかりしてよねマコトくん。
いずれは私の弟になるんだから」
っ!‼
その言葉にマコと俺は、顔を真っ赤にして…
「まっ、
まだ早いですって!」
「そうだよ‼
まだ決まったワケじゃ…」
…アレ?その反応
「もしかして二人共…
まだなの?」
うっ…
(その反応はまだなんだ。
まぁ二人らしいけどね…
でも、それだけが全てじゃないし…)
「まぁゆっくり
二人のペースでね」
お待たせしました。日替わり定食ですー
「美味しいかったね!」
「ああ、うまかったな。
けっこう財布にも優しいし」
「もう…私がおごるって言ったのに…二人共」
「優希さん、
ご馳走さまです!」
「いいのよ。
小篠くんには悪いコトしちゃったしね」




