一週間 2
「…なに?
まだ朝早いんだけど…」
俺は朝方 姉ちゃんに電話を掛けた。
…話がある…と
そして今、姉ちゃんとファミレスにいる。
「で、話って何よ?」
「俺さ、尚也さんのトコに就職しようと思うんだ」
尚也さんとは尚人の兄貴で、姉ちゃんと同い年だ。
若手の育成に力を入れる為、
新たに会社を立ち上げる。
「…ねぇ、なんで今まで答えが出なかったの?」
「俺のやりたいコトについて考えてたんだ。
でも、結局分かんなかった。
やりたいコトが無いなら、夢に向かってる人を…
マコを支えたいって思ってさ。」
「そっか。
面接とか受けれるようにしておくからね…」
そうして俺の就職希望先が決まった。
「ただいまー」
俺が帰ると、パジャマ姿のマコが待っていた。
「もう、どこ行ってたの?
…朝ごはん冷めちゃったよ」
そう言いながらマコは味噌汁を暖め直した。
ちなみに今日の朝ごはんは納豆ごはんと味噌汁だ。
「ああ、ゴメン。
…ちょっと姉ちゃんと話しててさ」
「ボクに黙って、こんな朝早くに…
お姉ちゃんと何話してたの?」
「進路のコトだよ…
俺、尚也さんのトコで働こっかなって思ってさ」
俺がそう言うとマコは、
抱きついてきた。
「…ボクは真斗の為に何をしたらいいの?」
そう言ってマコは体を押しつけ甘えてくる…
ブラをしていないのだろうか、小さく柔らかな胸が俺に当たる。
(…まだ俺、朝メシ食ってないんだけど…)
そう思うと、
ぐぅ~
と腹の虫が鳴った。
「あ、朝ごはんまだだったね」
マコはそう言うと俺から離れ、
朝メシの用意をする。
最近俺とマコはスキンシップをとる亊が多くなった。
でも、まだその先へは進んではいない
…今はまだ。
「できたよ~」
「おお、美味そうだな」
…二人でいられるこの時を大切にしたいから。




