一週間 1
ボクが転校してきて
一週間が経った
…真斗の様子がおかしい。
…だから電話でお姉ちゃんに相談してるんだ。
「…夜中にこっそり、
出掛けていくんだよね」
「へぇ~
マコちゃんそんな時間まで起きてるんだ…」
「いや、ボクは寝てるよ。
でも靴の脱ぎかたで分かるんだ
…真樹って靴揃えないもん」
「なるほど、よく見てるわね~
…でも、心配ないと思うわよ。
真斗に聞いてみたら?」
「…うん、でも…
あ、もうでてくるから切るね…
お姉ちゃんありがと」
俺が風呂から出てくるとマコが電話を切っていた。
(ちょっとだけ話してるのが聞こえた…
相手は姉ちゃんか?
…あのことバレたかな?)
「マコ、
誰と話してたんだ?」
「お姉ちゃんだよ」
(…やっぱし、バレてる…)
「…マコ、ちょっといいか?」
そう言って俺は、マコを外へと連れ出す。
「外に何かあるの?」
「…俺が夜中に出かけてたワケだよ」
俺はそう言ってカバーを取った。
「これって
…いつ免許取ったの?」
「この前、2日間学校休んだとき。」
「…仮病だったの?」
「いや、姉ちゃんとか学校にはちゃんと言ってあるからさ…」
「じゃあボクだけ知らなかったんだ…
ひどいよっ!」
「…ゴメン…驚かそうと思ってさ。
…悪かった…」
「…じゃあ、後ろに乗せてくれたら許してあげる」
「ああ
…でも1年後だぞ?」
「なんで1年後なの?
…もしかしてボクを乗せたくないの?」
「…法律で決まってんの。
まぁ、出来るなら今すぐにでも乗せたいけどさ」
「じゃあ約束だからね!」
そうして、俺たちは指切りを交わした。
…なんか昔に戻ったみたいだ…
「…ねぇ真斗…寝た?」
「ん?…起きてるけど…」
俺とマコは今日も同じ布団で寝ていた。
…まだ寝てないけど
「…ちょっといい?」
マコはそういうと、
いきなり俺に抱きついてきた。
「ちょっ!マコ?」
(どうしたんだ急に?
…胸が当たって気持ちいい…)
「…真斗が夜中にいなくて寂しかったの…
だから…」
俺の上でそう言うマコは少し涙声だった。
「マコ、がまんしなくていいぞ…」
するとマコは
俺の胸で泣き始めた…
俺はマコの頭を撫でながら、やさしく抱きしめる。
…そして俺はあるコトを決めたのだった。




