表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/42

姉ちゃん家1

「…ホントにコレに乗るのか?」

「ちっちゃいね~

本当に四人乗れるの?」

…ミニを初めて見た、

二人の一言である。


「乗れるよ~。

…ちょっと狭いけど…」


「まぁ、

尚斗は前の方がいいな」


「えっ、何でだよ?」


「…お前の背が高いからだ。

絶対狭いと思うけどな」


「じゃあ、座ってみるか」


そう言って尚斗はミニの

リアシートに座ろうとフロントシートを倒し、その体を車内に入れるが…

「…無理だ…狭い」


「…やっぱり、つっかえたな…」


てな訳で、俺と深雪はリアシートに

尚斗はフロントシートに座る。

もちろん、マコの運転で姉ちゃん家に向かう。



「来たよ~」

「おじゃまします~」


「遅かったわね~

もう食べてるわよ?」

姉ちゃんにそう言われて部屋に入る…


「えっ、浩人君?」

「あ、お姉ちゃん!」


「あれ?

先生の子供って一人だよね?」

「えっ、

…先生、子持ちなんだ…」


(えっ?浩人君?)

「姉ちゃん…どうゆうコト? 」


「えっと…訳は後でね。


ホラ、早くしないと無くなっちゃうわよ~」


そうして、俺たちは焼き肉を食べ始る。

…しばらくして、

深雪は食べ終わり、

優美ちゃん、浩人君と遊んでいる。


俺とマコと尚斗はまだ食べ足りないので焼き肉を食べていた。

「なぁ、先生って

子持ちだったんだな…

「ん、そうだけど?

…何でそんなこと聞くんだ?」

(…何でこっそりと…)


「だってさ…」


「ねぇ、何の話?」


「えっ…いや、

別に…」


「…お姉ちゃんのコトでしょ?」


(あ、そうか…

尚斗のやつ知らなかったんだったな…)


「姉ちゃんの子供は優美ちゃんだけだぞ。」


「…いや、そうじゃなくて…

子持ちだったってコトが衝撃でさ…」


「そういえば姉ちゃん、

クラスの奴らに人気あるからなぁ~」


「いや…クラスだけじゃない、

一年の奴らからも人気だぞ?

先生が結婚してるってのも衝撃だったけど…」


「…ねぇ、

何でそんなに衝撃的なの?

お姉ちゃんが結婚しようが、子供が居ようが自由でしょ?」


「まぁ…そうだけどさ、

年上の女性に憧れる時期なんだよ。」

(俺は姉ちゃんにそんなこと思ったこと無いけど)


「ふぅん…

じゃあ、真人も…」


「俺は違うって!」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ