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テリヤキバーガー

「…真斗?」

真横で天使が微笑んでいた。


俺はいつの間にか眠っていたようだ…

「俺…寝てた?」


「うん、ぐっすりね」


あたりを見渡すと、

どうやらワックに着いたらしい…

「…ごめんな、寝ちまって…」


「いいよ。

だって、トナリで眠れる程ボクの運転が上手ってコトでしょ?」


「まぁ確かにな」

そう言って俺は車を降りて、ワックへと向かった。


「ねぇ、真斗のオゴリだからね?」


「分かってるよ…

(待てよ、マネーあったっけ?)」


そう思い俺は財布の中を確認する…

「…マコ、あんまし高いのは…」


「…ボクだってそこは分かってるんだからね?」


店内に入ると…

カップルだらけだった…。


(…俺、場違いじゃん!)


「…ここカップルが多いから、

…その…いいよね?

そう言ってマコは俺の手を握っていた…。



俺は注文を終えるとマコの居る窓際の席に座った。


「なぁマコ、えっと…アレでいいのか?」


「うん。

ボク、アレが好きだからさ」


「そっか…」

(本当にアレが好きなんだなぁ…)


ちなみにアレとは、

テリヤキバーガー

である。


「真斗は何にしたの?」


「俺は、

びっくりワック

にしたよ。

…腹減ったからさ」


びっくりワックは

ハンバーガーとチーズハンバーガーが重なった、

二段重ねのハンバーガーである。


「へぇ〜アレかぁ。注文しづらいよね?」


「まぁな…」

(何でびっくりワックって名前なんだよ。

名前が可愛いから…注文すんの恥ずかしいんだよなぁ…)


しばらくすると…

「251番の方〜」


「あ、呼ばれたな…」

席を立とうとすると…

「いいよ、ボクが取ってくるからさ。

真斗は座ってて」


そう言ってマコはハンバーガーを取りに行った。


俺は回りを見た話してふと思った…

(俺とマコって同棲してんだよな…。

こん中でどれぐらいの奴らが同棲とかしてんだろ?

…てか、番号こんなに多かったっけ?)


「お待たせ〜」


マコが持ってきたトレイには、

テリヤキセットとびっくりセットがのっているのだが…

「…ポテト多くね?」


「うん、

店員さんがオマケしてくれたの。

何でだろ?」


「…男の店員だったか?」


「うん、よく分かったね?」


「…なぁマコ。

こうゆうコトって初めてか?」


「えっと…

何回かあったかな?」


(…可愛いってトクだよな…)



俺はテリヤキバーガーを頬張るマコを見ながらびっくりバーガーを食らう。


「…マコ

もっとゆっくり食べたら?」


「だっておいしいんだもん!」


(…なんか子供みたいだな…

…うまそうに食うなぁ)


俺がテリヤキバーガーを選ばなかったのには理由があった。


嫌いとかではない、毎日食べたいくらい大好きである。


…でも、ある欠点があるのだ。


…テリヤキバーガーは手にタレがよくつく…そして、手がベタベタになるコトだ。


まぁ、個人差はあるが…俺は毎回そうなってしまう。



そんなコトを考えていると、

俺は自然にテリヤキバーガーを見ていたらしい…


「ねぇ、真斗?

さっきからずーっとボクが食べるトコばっかり見てるよね?。

…食べたいの?」


(やっぱりバレてたのか…)

「…食べたい

って言ったらどうする?」


「うん、こうするよ。」

そう言ってマコは

テリヤキバーガーをほぼ半分にわった。


(お、半分くれるのかな?)


「じゃあ、ソレ

半分ちょうだい?」


そう言ってマコは、びっくりバーガーを指差した。


「いいよ。」

そう言って俺は

びっくりバーガーを半分にして、マコに渡す。


「ありがとね」


そう言ってマコは俺に半分のテリヤキバーガーをくれた。


「ありがとな」


俺はそう言うと、

テリヤキバーガーを頬張った。


…やっぱり手にタレが…。


テリヤキバーガーを食い終わった俺は、マコにきいてみた。


「…なぁマコ。

タレ、大丈夫か?」


「うん?」


「手についてないかって意味…」


「…真斗、手にタレがついたの?

…子供みたいだね〜」


「子供って…」

(マコの方がガキっぽかったじゃん!

…まぁ、可愛いけど)


「ボクはついてないよ。」


そう言ってマコは

さっきまでテリヤキバーガーを食べていた手を見せる。


「…ホントだ…」

(何であの食い方で手につかないんだ?)

「ホラね?」


そう言いながら、

びっくりバーガーを頬張るマコ。


(ホントうまそうに食うなぁ…)


そんなマコを見ながらポテトを手に取ろうとしたとき…


「ねぇ…

手洗ってきたら?」


(確かに、このままでは味が混ざってしまう

…何で気づかなかったんだ俺!)


「手、洗ってくるわ」

トイレに立ったときに気づいたが…


(あれ?…深雪?)

クラスメイトの

ミユキがいた。


(…なんでアイツが居るんだ?

…しかも一人で…)


俺がトイレから出ると…目が合った。


「えっと…

一人でどうしたんだ?」


「そっちこそ、

珍しくこんなトコで

どうしたの?」


…質問返しだ…


「ねぇ真斗、どうしたの?」

ポテトが入っている紙袋を持ったマコが来た。


「…真琴?」


「えっ…もしかして…ユキちゃん!?」


「…えっ!?

知り合いかよ!」



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