現代詩 春夏秋冬
掲載日:2015/04/12
冷たい冬から解放された四月
もう氷のような冬はごめんだねと思う
アイスクリームのようで曖昧な春が来ると
又熱い剣が舞う夏が来る予感がする
情念が沸騰する夏を迎えるかと思うと
ゾッとする
やがて夏が来て
切れるような冷たい冬を
思いだし
氷の刺客の冬を紙をやふるように懐かしむ
夏のページをめくると
さわやかな詩集のような秋が来て
ああ
もうすぐ
冷たい情熱を燃やす冬が来る
希望と夢が凍り付く冬に
年が暮れて
新しい年が始まる
そしていつも季節の変わり目は
自然からではなく
デパートやスーパーの
アパレル売り場から始まる
四月が来ると半袖のアパレルが売り出され
十月が来ると早防寒衣装が売り出される
ように




