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2-3

E-5は目を覚ます。

視界に入ったものは何一つ見覚えのないものばかりだった。

ここで彼は自分が覚えている範囲の記憶を順に思い出していくことにした。


ー豪奢な一行とすれ違った後ー

「お前ら見とけよ、あれがこの街で一番上にいるやつらだからよ」

そういいながら監督は目的の場所へと歩いていく。

E-3とE-5は遅れないようについていこうとしているが、残りの3人は呆然と先ほどの集団を目で追っている。

それほど印象的な一団だったのだ。

「監督、俺たちでもあんな立場になれるのかな?」

E-1がつぶやくように口にした言葉だったが、立ち止まっている他2人もおおよそ同じ気持ちだった。

「なれないとはいわないが絶望的だ、今俺の保護下にあるっていう立場を利用してこの街にいる状態をなんとかできないと無理だな」

監督は切り捨てるような言葉を返す。



しかし、それが真実なのだ。この街はランク制をとっているもののその構造は実質2段階になっている。A~CとD~Hまでの2段階だ。


下の段階に割り振られるD~Hの5つのランクは浮浪者や犯罪者、孤児や他所者、奴隷といったものたちで占められている。犯罪者は容赦なくHランクになるが余所者や奴隷でもHランクになることが多く、一度でも下の段階に割り振られたら上の段階に登ることはできなくなる。一部の例外はあるのだが。


上の段階のA~Cランクは主にこの街ができた当初からこの街に住み続けている者たちで占められている。この街に生まれたときから住んでいる場合は最初からCランクに割り振られるのである。例外として生まれたときにAやBといったランクになる子どもができた場合その家族は子どものランクにあがることができるのである。

他の手段があるとすれば、この街に貢献できるような仕事や発明ができた場合にのみ上のランクにあがることができるのである。下の段階ではこの3ランクになることができないとなっているが、生まれた子どもがAもしくはBのランクを持っている場合のみ上のランクに成り上がれることもあり人口の増加が著しいと感じられることもある。

逆の例としては、子どものランクがなにであれ両親がともに亡くなった場合、その後に住む場所となる孤児院や協会といった孤児を受け入れてくれる場所のランクへと変化することになるのである。



監督は言葉を続ける。

「お前たちはこの街に入ってから一度もランクの調査をされていないからおそらく俺たちがつけたEランクになっているんだろう。俺が一緒にいるから扱いとしてはBランクなんだがな。

だからとりあえずは家に荷物を置いたらお前たちのランクを確認しにいくぞ。」

そういって監督は後ろに回り、5人全員の背中を押すのである。

今回は街のシステムについての説明の回でもあり、2話の中での鍵となる内容でもあります。

自分でも即席で作った内容なのでどこかおかしい所があればいつでも突っ込んでください。

それではまた次回に

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