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2-2

「お前ら、俺からはぐれるんじゃねーぞ。はぐれたら身分を証明することができねーんだから」

監督は苦笑しつつも嬉しそうである。

その表情にE-5は疑問を抱いた。

こんなに嬉しそうな顔をするのにどうしてこの街の外にいたのだろうか?

他の皆もそう考えてると思って皆の顔を見回してみるが、誰も疑問に思っていないようだ。

その様子にE-5も自分がおかしいのかと首を傾げるだけで済ませてしまった。

そうして上層への道を歩いていく。


「監督、まだつかないのか?」

そう不満げにE-1がつぶやく。

それもそのはずだ、この街に辿り着くまで満足に休みを取っていなかったのだ。

まだ全員子どもなのだから疲れていて当然だろう。

「まぁそう言うなよ、もうすぐだから。ついたら少しの間はゆっくりさせてやれるからもう少しだけ我慢してくれ」

監督は申し訳なさそうにしている。

しかし、その後数分で目的地が見えてくる。

無骨な作りだか、しっかりとしていて大きな建物である。

「あれが俺の家だ、一応管理はされていると思うからすぐにでも使えるだろう」

皆一様に驚いている。

無理もないのだ、住んでいた集落では見ることのできなかった巨大建築なのだから。


すると前から豪奢な格好をしている一団が向ってくる。

それに対して監督は道の隅に避ける。

それに倣い全員で道の隅に移動する、が一団は皆の前で停止する。

「そこの一番小さな子ども、お前を私のものにする」

唐突にいわれ全員が反応できずにいる。

が、監督がすぐさま反応を返す。

「申し訳ないがこいつらは俺の家族なんだ、Aランクとはいえそんな横暴は許さないぞ?」

「おや?そう言う貴様のランクは何だ?B以上ならば今は引いてやる」

「なら丁度いい、俺はBランクだ。これで文句はないだろう?それじゃいかせてもらうぜ」

そういって全員を押しながら監督は歩き出す。

だが、すれ違い様にこう言われる。

「・・・・・諦めるとはいってないからな?」

その言葉自体がまとわりついてくるような感じをE-5は感じたのである。

今回は少し早めに更新させてもらいました。

この話は全快の更新の時にはすでに内容を思いついていたので書き始めて1時間もしない間にできました!

・・・まぁ他の人はもっと凄いんでしょうけどね(´・ω・`)


今後は読んでくださってる貴重な読者さまに見捨てられないようにできるだけ定期的に更新していくつもりなので温かく見守っていてください

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