2-1
「ようやっとついたか、ここが俺が元々住んでた場所だ」
そういって監督が後ろを振り返る。
後ろには元の集落から逃げ出した面子が全員疲れた表情で並んでいる。
余力を残している感じのE-1が率先して言葉を発する。
「なんであんな場所まで行ってたんだよ?こんな綺麗な場所に住んでたのに」
その言葉に全員が頷きで同意を示す。
「それなんだが中に入ればわかるさ、今は安全な場所に辿り着くのが目的だから文句は言ってられないがな」
そういって苦笑をこぼす。
その反応にEランクと呼ばれていた5人は首を傾げる。
「簡単に言うとだな、あの集落でやっていたランク制をもっと厳しくしたものをやってるんだ。8段階わけされているが、上3段階に入らないと人として見てもらえないことがよくあるんだ。特にAランクのやつらはC以下は家畜か奴隷くらいにしか見てないんだ」
その言葉に全員が顔を見合わせる。
「そうなると僕たちはどうなるんでしょう?」
「その心配は一応ないさ、お前らは俺の連れとして扱われるからな」
そうして街の門に辿り着く。
「そこの集団、止まれ。身分の証明できるものはあるか」
そういって門番に止められる。
その言葉で5人は監督の後ろに隠れる。
気丈に振る舞ってはいるがやはりまだ全員子どもなのだ。
「ほれ、身分証だ。後ろのガキは俺の連れだから大丈夫だろ?」
「確認しました、お通りください」
そういって門は開かれ全員が中に入ると再度閉じられた。
「ほら、いったろ?大丈夫だって」
監督は得意げな顔で笑っている。
5人はそれぞれ度合いは違うものの驚きの表情でそれを見ていた。
やはり案が浮かばないと書き始めることができない...
ってな感じで凄いマイペースに書いていってるので気長にお待ちいただけるとありがたいです。
読んでくださってる方は本当にありがとうございます、感想や意見がありましたら遠慮なくくださいませ。
今後は各キャラに名前がつく " かも " しれません(保証はしない
何かいい案がありましたらよろしくどうぞ