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3-5

E-5は女性に連れられ目的の場所、つまり街を覆う防護壁までやってきた。

すると、その防護壁の詰め所のような場所から髪を逆立てた男性が現れた。

「お前が受け持つって話だったから出てきたが、そのガキは何だ?」

鋭い視線をE-5にぶつける。

それに対しE-5は、これは誰だ?という疑問を持った状態で見つめていた。

その状態だったゆえに目が合い、男性が目を細める。

「このガキ、なかなか度胸があるみたいだが紹介してくれるんだろうな」

その言葉に対し、女性がはなった言葉は

「この子は私の弟だ、正確には弟に " なった " だがな」

とE-5の頭を撫でながら笑みを浮かべる。

その笑みはいたずらをする子どもの様な表情だった。

「なるほど、そいつがこないだこの街にきたランクAのガキか。

武器は使いこなせそうにないが、戦闘を感じさせるには丁度いい任務かもな」

そういって男性もE-5を撫でる。

その撫で方は大雑把というのが一番しっくりくるが、乱暴なものではなくどこか優しさも感じられるようなものだった。



「目撃情報はここだ、この周辺で何度かおかしな存在を見たらしい」

男性が案内した場所は一番街から離れた位置の防護壁の外である。

E-5は渡されていた武器を腰に帯刀しながら女性と手を繋いで歩いている。

" ちなみに、E-5に配られた武器は脇差と呼ばれる小さな刀だ "

「そうなの、この近辺には何度か見回りにきた事があるけどそういうおかしなものは見た事ないわね。

本当なのかしら、それ。」

「きちんと報告されて調査だってされてるんだ、事実である事は確かだろう。

正確な実態が掴めてないんだろうがな」

と男性がいった直後前方から何かが飛来する。

E-5はその方向を見ていたため気付いたが、その方向に背を向けている男性は気付いていないだろう。

そう感じたので声を出そうとしたが女性に後ろから抱きしめられる。

「大丈夫よ、こいつはそんなことで死んだりしないから」

その言葉の後、男性は後方確認もせずに飛来した物体を蹴り飛ばし、その勢いで体勢を変えて物体が飛んできた先を見つめている。

「あちらさんからお出ましみたいだな」

その言葉で女性とともに視線を向ける。

と、その先にいたものは...

「・・・青い・・・鳥?」

はい、今回も戦闘は起こりませんでした(一瞬だけ攻防はあったよ?

そして準レギュラーっぽい存在の登場です。

まぁどれとはいいませんがね、どれとは

ってなわけで次回こそ戦闘になれば...いいなぁと思いつつ今回はここで終わらさせていただこうかと思います。


それでは読んでくださった方々ありがとうございました。

次回もよければ読んでくださると幸いです。

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