ワインレッドな出会い
前期中間テストおわったぁ><
って事で作りました。
どうぞゆっくり閲覧下さい。
大丈夫かい?と、村のお爺さんが問う。
大丈夫。心配しないで。私は平気よ。理央は、目で訴えかける。
村人達は、理央が行く事を解っていた様に、荷物をサッと差し出した。
理央は、十五歳になり、とても色っぽい。相変わらず色白で、スラリとしている、誰もがあこがれる存在だった。
フワリと漂う理央の匂いは、あの頃と変わらない。お婆ちゃんの匂いがした。
「私が、四年目のイケニエとして、村を去ります。またね!」
サヨナラは言わない。
きっと勝って見せる。皐月の殺し屋に。息を呑み、理央は、もう一人のイケニエ、露奈
と共に、大きな木のもとへと歩く…
「ゔっ…かえりたいよぉ…」
泣叫ぶ露奈。まぁ、仕方ない。普通は帰りたいに決まってる。
理央を除いての話だが…
そうこうしているうちに、大きな木のもとへと到着した。
心が震えている。
「キャアアアアッ!!」 「露奈?!ワァッ」
露奈の悲鳴に気づき、振り向いた時にはもう手遅れだった。
視界が閉され、理央と露奈は気を失った…。
理央は、目を覚ました。
「す…すごい。」辺りには、ワインレッドのじゅうたんが続く。
天井には、シャンデリアがつってある。
「ここが、、皐月の…」
「呼んだ?」
「!?」
イキナリ耳もとでささやかれ、声にならない様な声をあげた。
「いらっしゃい。来てくれて嬉しいよ。」
黒髪で、目がきりっとカッコいい、二十歳位の男が、理央を、背後から抱きしめる。
力が強く、女の理央には手も足も出なかった。
誤字などがあったら、忠告お願いします。