温めますか
「いらっしゃいませー!おはようございます!こんにちはっ!本日は当店に、おいでくださいましてありがとうございます!お客様っ! 本日にご来店いただいた、ご要件は、なんでごさいましょうか?」
「いや…」
「ありがとうございます。暇つぶしでございましたか。ありがとうございます。先ほど入荷した少年ジャパンなど、如何でございましょうか? ご尿意などはありませんか? トイレは先ほど清掃したばかりでございますよ。どうぞ。どうぞ。どうぞ」
「いえ…」
「はい! はい! はい! なるほど。なるほど。お小水は、済ませたばかりでございましたか。大変失礼いたました。申し訳ありません。 それでは、お小水の後は、お腹がすかれているのでいるのでは?」
「あの…」
「いえ!いえ!いえ! なんというご謙遜を! おやめくださいまし。お客様は神様でございます。 お客様のお腹が空かれてもらっては困ります。 おにぎりや、お弁当も充分取り揃えておりますよ? こちらの唐揚げお弁当でよろしいでしょう? さあ! さあ! さあ! お温めしましょうか? 要らない? ご謙遜はおやめくださいまし、お温めいたしましょう。お温めいたします。 良いのですよ。良いのです。 お断りなんてしないでくださいましよ。ご遠慮など、もったいのうございます。 温めさせてくださいませ。 温めさせていただきますよ。 私達、コンビニ店員はお客様のために! お客様のために!お客様の満足のためにいるのですから!」




