表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

エッチな本で盛り上がっちゃったカップルが自然な流れでしちゃう話

作者: ヒロモト

カピカピに乾いた『大人の本』を小学生カップルが神社の軒下で息荒く見ていた。


「渡辺。これみろよ。大人ってこんな事しちゃうんだな」


「吉田くん。やっぱりまだ私たちにはこの本は早いよ。エッチなヤツだよ」


そう言いながらも渡辺の息も荒い。

知られざる大人の世界。

恋人達が当たり前にする事を見るのが辞められない。

股がどんどん熱くなる。


(ギザギザしたので隠れてるけど。これっておしっこするとこ舐めてるよね?おいしいから舐めてるの?もしかして男の子のおしっこって甘いのかな?)


「うぉぉ。大人スゲー!大人スゲー!ん?どーしたぁ?」


興奮する吉田の背中に渡辺はしがみついた。

渡辺の熱を帯びた吐息が吉田の耳を嫐る。

吉田は自分の、まだ皮の被ったモノがブリーフの切れ目から頭を出したのを感じた。

先端がズボンに当たりヒリヒリする。

まさか自分たちも『コレ』が出来るのか?


「……大人がする事。私たちもしようよ」


その言葉を聞いた瞬間に吉田の理性が飛んだ。


「わ、渡辺ぇ!」


吉田は渡辺に抱きつき、落ち葉のベッドの上に押し倒した。







昭和62年◯月◯日。

週刊!裏『スジ』アタック記事。


『小学生男児2人が死亡のあの事件の真相!?』


『同性愛のもつれの心中か?』


『遺体の横には海外のホモセクシュアル写真集と。老人と若い女のカップルが女の親に結婚を認められず心中する内容の過激なコミックスがあった』


『首を絞められた男児の顔は苦痛に満ちていたが、所持していた小型ナイフで自らの首を裂いた男児の顔は安らかだった』



『二人は共に親に虐待されており、学校ではホモセクシュアルである事で辛いイジメをうけ、家でも学校でもない逃げ道を探していたのか……真相は闇の中』




『お笑い芸人М!恐怖の夜!妻子持ちでありながら毎夜の女子アナ食い!?斡旋役はアイドルN?』


『次週のアタックは芸能界のウワサの可愛い子ちゃん達のうっかりパンチラ特集!』












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ