作戦
やっちまった…
反省はしている。だが後悔はしていないっ!(キリッ
え?なんのコトかって?
イヤ大したコトねぇっすよ。
今回の分はセリフが多めで地の文が少ないです。
二人しかでてこないのにねぇ…アレ?コレってネタバレ?
そうでもないのかな…
「ついたみたいだが、ここで良いのか?」
「ん、ふぁ…ついた?」
…寝てやがったな?
「お、ホントに着いたんだね…」
「その返事はココがイルスティナ領であるってコトでいいんだな?」
「うん、大丈夫。近いし、一本道だったから、間違える方が凄いんだけどね…それにしても、なんで御者なんてできるの?」
「見よう見まねだ。」
「へぇ…とりあえずどっかに馬車預けよっか。」
ここ、イルスティナ領は、それほど広いという印象は受けない。中規模の領地の中ではそこそこ大きいといった所だ。ただ、辺境領という訳ではないので、そこそこ賑わっているように見える。
少なくとも、領民は、税に苦しんでるという様子は無い。農民はここにいないから除いたとして。
「悪くないとこだな。」
「そう?そう思う?」
何処となく、そう聞いてくるリリアも嬉しそうに見える。
「私の記憶だと、あの辺に馬車も預かってくれる宿があった気がするから、ちょっと部屋取ってくるよ。ここで待っててね?」
「ああ」
通りの一つを指差したリリアに二つ返事で了承し、御者台に落ち着いて周りを見渡す。
周りからは…妬みの視線?
(…なんかしたか?)
ちなみにその視線の大半は若い男からである。主に嫉妬。『カワイイ女の子とイチャイチャしながら旅なんてしやがって…』と、もはやテンプレ。大人たちから向けられる微笑ましい視線や、○○(あえて伏字という小心な精神)たちからの好意の視線などは特に意中には入っていない。悪意がないから…だと思うが、鈍いというのも多分否定はできないだろう。まる。
《作者は、話の内訳に日常が多く、話が進まない事を、大変憂いております。こんな駄作者をこれからも応援してください。ついでにテンプレしか書けない事も申し訳ないと思ってます。以上中書きでした。ついでに閑話休題。》
某他作者様方の言うように、閑話休題というのは中々便利だな…
表で馬車を預け、宿の中に入る。広くは無いが、キレイで整っている印象のある、清潔感のある宿だ。なかなかに良いところだと思った。
「部屋代はいくらだった?」
「大丈夫だよー経費もらったのはアンタだけじゃないんだから」
「…俺は貰ってないぞ?別に。」
「え、そうなの?そういえばイルリルから渡してもらったから…お小遣い?」
…そうなんじゃね?んなこと知るか。
「まぁ…足りなくなったら個人的な目的じゃなきゃ俺からも出すから。」
「んーでも大した金額でもなかったし…まぁ、分かった。」
…簡単に纏まる内容で良かった。こんなことで時間食ってる場合じゃないからな。
「それで、どうすんだ?」
「とりあえず――――」
俺が尋ねたのは、これからの行動。詳細について聞いてないといえば嘘になるが、少なくとも依頼内容以上のことは教えて貰っていない。要するにすることが分からないのだ。
「――――元私の使用人に会ってみようと思う。」
「…それは危険じゃないのか?」
「危険だとは思…危険だよ。向こうに私のコト知られちゃうかもしれないし。」
だろうな…俺はその案にはあまり賛成できない。だが、いきなり危険な案が出て来た面を考えると、結構行き当たりばったりなのが現状らしい。
「他に危険があまりないのはないのか?」
「ん…解析でちょっとずつやるってのもいいかもしれないけど…もしばれたら…。」
「それは…想像したくないな」
解析を使っていることがばれたら、機密保持のために向こうはなりふり構わず動くはずだ。
「あとは…使用人として潜り込むとか?」
「なんで疑問形なんだよ。なんか問題でもあんのか?」
「…ウチの使用人、基本女の子限定なの。例外はあるけど…」
「…大体分かった。」
それじゃあここに適任が…
「…女装してみる?」
「ぁんでそうなるんだっ!」
「ホラホラうるさいよー迷惑だよー」
「ッチ!」
「ありゃりゃ?女の子はそんな言葉使いしm「俺は女じゃねぇ…!」あらー残念っ!」
「うれしそうに言いやがってっ…!」
…なんかマジで女装させられそうな雰囲気じゃねぇか…!
「とりあえず俺は女装なんてしない…」
「あら?依頼破棄?」
「…なん…だと?」(ネタっぽいっすネ。By作者)
「むふ…♪」
そういって俺に誓約書(移動中に一応、といって書かされた。)を見せてくる…。内容は一応確認して署名したハズだが…
「ココ、ココ見て?」
…………。
誓約書に書かれていたのは、『依頼主の判断が、自分の判断よりも益があるものと思われるのならば、それに従うこと。』…と、ある。ただ、せめてもの言いわけはする。
「…俺の人権はないのか?」
「誓約書にはそんなコト書いてないしー」
フザケヤガッテ…。
ちなみに誓約書の最後に、『これらのことを守れなかった場合は依頼を破棄したとする。項目の追加は、署名の前に行うこと。』とある。
「…マジで女装?」
「マジマジ。」
「…服とか、髪とかは?」
「服は買うとして、髪はそれなりに長いから整えればいいよ、女顔だし、なんとなく。」
「…肩幅とか、胸とかは誤魔化せねーだろ?」
「幻術解けば、肩幅も狭くなるんじゃない?その身長なら胸がなくても大丈夫!」
「…オイ?」
「んみゅ?」
「なんで幻術のコト知ってんだ…!」
「面白半分で解析の魔法使ったら分かった。」
「…イルとか、バレてたか?」
「分かってたみたいだよー雇い主さんは分かってなかったみたいだけどね?」
…そんな程度の低い幻術使ってるつもりは無いんだが…
「ホラホラ~取りあえず幻術といてー!服買いにいくよ!」
「…っち」
そういって俺は久々に幻術を解く…一年間、この姿だったんだよな…
「ん?ほーほー…。」
「だからイヤなんだよ…俺はガキじゃない。」
「んまぁこんなに小さいとは…声高いねー何歳?」
「俺はガキじゃねぇよ。十三だ。」
「年下…?へーぇほーぉふーん。」
「…これでもその辺の大人よりも頭いいんだよ…文字書けるし、連合の公用語も、公用文字も書ける。」
「ふむ、それはスゴイ。言葉の方は私もできるけど、こっちの文字しか書けないからね。向こうの文字は種類が多いし、文法も全然違うから…。」
「…まぁ、だから幻術つかってりゃ、青年位には見て貰えんだ。そうすりゃ宿とるにも、物を売ったり買ったりするのに困らないからな。」
「ふん。でも今はその辺の子供と変わんないね。身長私より小さいじゃん。」
「…言うな。」
「これなら試験もパスできるよ、多分。服買いにいこっか。」
「…ガキと女一人で店入って怪しまれないか?」
「この街適当だから大丈夫!」
「…そうかい。」
定期投稿はまだまだキツイです。
頑張りますよー
キャラが安定しないな…