実戦
どーも、久しぶりです…。
とりあえず眠いです。
もはや戦闘シーンを書ける気力が無くなってきました。
なんでって?いや、あんまり簡単に書くと面白くないし、難しくなるとテンプレになってくる気がするのよさ~
ふむ…景気づける為に泥棒狩りなんて言ったけど…どう考えても俺のキャラじゃないよなぁ…。おれも大分変わったようだ。良いか悪いか、そこにそんなモノは存在しないのだろうが。
そう思いながら、今回のターゲットの襲来を待つ。侵入の手段から見ても、今回はアタリらしい。これは依頼所の諜報のヤツからの言葉だ。かなりの腕の者らしい。詳細は知らんがな。
もう報告を受けてから半刻が経った。そろそろか?
カタ…という小さな音が聞こえた。女の勘は良く当たると言うが、俺は女じゃねぇぞ…?
そんなことを考えながら、イルに小声で話しかける。
(最初はどう動きますか…?)
イルの方はもうシリアスに入っている。目は真剣そのものだ。気配も絶っている。流石は歴戦の剣士。まだまだ若いけどな。
(そうね…正面から行きましょう。君が誘導。少し先に私が張り込んでおく。いい?)
…これはこれで調子狂うな。シリアスの口調はまじめ過ぎて困る。今はそうも言ってられないか。
(わかりました。)
…どうやら向こうもこっちに気がついたようだな?構えは取っているが剣は抜いていない。俺も短剣に手をかけているだけだ。まぁ穏便に済ますつもりは…ない。
「泥棒さん。今日は…君に引導を渡しに来た、とでも言えばいいのかな?」
とりあえず、声をかける…が、向こうは無言だ。交渉の基本は会話だってどっかで言ってたが。余地なし、ってトコだな。
向こうは既に剣を抜いた。綺麗な細剣だな…どうでも良いか。こっちも剣を抜く。そして身体強化の術を掛ける。向こうの方も足と腕が光っているな。身体強化…だが色が薄い。この程度なら互角…が限界か?それ以上に向こうの気迫、みたいなものが凄い。まあ御託を並べてもはじまらねえ…とっとと始めようか…
膝を曲げて少量の魔力を靴の裏で爆発させる。短剣は懐に入らなきゃ攻撃が通らない。ただ、これは様子見だ。割と本気だが、初撃からは大きく回避を考える。
だが、向こうも予想以上の動きを見せる。
向こうはこちらの攻撃に合わせ、ステップで回避をしながら突きを合わせてくる。スピード重視の突きだが、見切れてる以上、重たい大剣でもあるまいし、防御は簡単だ。弾いて距離をとる。
…はっきり言うと、予想以上の強者だ。攻撃は、力自体はそんなにこもっていないようだが、細剣の方にはそこそこの重量があるようだ。弾き飛ばされたら離脱も考えなきゃならない…。
考え事をしていると、今度は向こうから仕掛けて来た。早い。いままでやって来た剣の訓練――――生身だったが――――とは比べ物にならない。細剣の基本である突きの連撃だ。受けるのが精一杯…だが。
(吹雪…放射!)
こちらには魔法がある。
氷系統…もとい水系統の魔法は得意ではないが、下の上級位の魔法なら、無詠唱で十分だ。
雪の霧が相手の足もとを覆う…単純に滑るだけではない。足に、魔力を込め、自分の魔力で滑らないように、靴の裏に氷の棘を作る。魔力を込め続けてはいるが、それ程魔力を込めている訳ではないから、凍りついた地面は、薄く溶け始めている筈だ。
こっちのターン。向こうは滑る地面に手こずっているようで、反撃ができない。並み程度とは言え、条件がこちらに傾いてる以上、相手を圧倒できる。吹雪が覆う足元で、足払いを狙いつつ、剣を繰り出す。拳法をやっているワケではないが、それ程の余裕がある。
しかし向こうも相当な実力者。いまだに有効打は与えることができない。
(くっそ、キリがねぇ!)
そのあと十数回の攻撃の後、一歩半ほど下がったところで、先日のイルの情報を思い出す。
(武器への…魔法の付属。)
水妖の異名を持つイルは、剣に魔法を籠めるのが得意であるらしい…。剣でぶつかり合った武器を、水の魔法で絡めとって無力化する…。そんな反則的な技を使うらしい。
(試してみる価値はある…!)
俺は剣に魔力を籠める。属性は炎。噴射によるスピード威力の増大。炎による間合いの延長。それを繰り出す。
(っだぁぁぁぁあ!)
望みにも似た思いをかけ、剣を大きく振る。もちろん隙も大きいが、滑る床というアドバンテージで、その隙はないも当然だ。だが受け止めようと剣をかざす。その瞬間。
(っつ、いけ!)
魔力の噴射。結果は…成功だ。
重い一撃を受け、相手は軽く吹っ飛び手を着く。その瞬間を待っていた!
(凍結!)
さっきの吹雪…その本命はこっちだ。魔力を追加で込められた冷気は、氷付き、相手の動きを止める。足だけ止めるでも良かったが、それだと思わぬ反撃に会いかねない。とりあえず…
(…終わったか。)
犯人の後ろの方を見ると、イルが微笑みながら立っている。犯人の方は、両足と片手を封じられてはもう無理だと悟ったのか、剣を遠くに投げている。抵抗するつもりは無い、ということだろう。俺は肩の力を抜く。投げられた細剣を拾い、イルを呼んでから、凍結だけは解除する。身体強化はそのまま。逃げられてはかなわないからな。
(とりあえずこの頭巾を…っとっ…?)
俺は犯人が被っていた頭巾を取った。大方顔を見られない為の物だろうが…。
「…ガキか?しかも女…。どうなってんだぁ?オイ。」
…まだ依頼は簡単には終わりそうにないようだ。
…ラストは自重します。
犯人は少女です!とかどんなテンプレだ!
名前を出したことからもわかるよーに、
これからまぁそれなりに出ます。
今度キャラの絵でも書いてみるかな…。
下手なりに頑張って。
ワタクシニ絵心ヲ求メルノハ無理デスケドネ。ハハハハ…。