正義なやつらからの勧誘
アイデアが出てきただけなので軽く見てください。
少子化による日本経済の崩壊によって日本は変わってしまった。
物価高による犯罪の横行。
そのストレスからか違法ドラッグが流行り、そこにつけ込む外国から来たギャングやマフィア。
それを止めるため政府も闇に手を出し始めている。そんな世紀末に他の国は手助けをしようとしない。
だが・・・そんな衰退の一途を辿るはずの国を変えようとする組織がいた。
革命組織 リリース
政府非公認の組織で主に日本からギャングやマフィアを追い出すための組織。
そんな組織はある夜の廃墟で1人の殺し屋と対談していた。
「こんな椅子にしっかり縄で縛りやがって。しかも1人が俺に向かって銃を向けている。
これが正義のやり方ってやつかい?」
縛り付けられた青年はそんなことを口にする。
「黙れ!殺し屋が正義を語るな!!」
「おぉ?怖い怖い。」
「なんでお前みたいなやつが殺し屋なんかに!!」
「はっ!少なくとも日本変えようとする組織よりかしこいと思うぜ。」
「きっ、貴様!!俺たちをなんだと思って!?」
銃を構えていた小柄な青年が叫び、縛り付けられた青年に掴みかかろうとする。
「やめろ、桐生。そんなことをするために拘束してるわけじゃない。」
縛っている青年の前にいる背の高いゴツイ壮年が桐生という名の男を静止させる。
「で、でもいいんですか!?こんなクズ!さっさと殺しましょうよ!!」
桐生がそういった時 はっ とした顔をして壮年の顔を見る。
壮年は、ひどく怒った顔で桐生を睨む。
そして一呼吸おいて
「・・・桐生はそんなことのためにリリースに入ったのか?」
ひどく落ち着いた声には恐怖を感じられる。
桐生はしゅんとして
「いえ・・・。違います。日本を変えるためです。」
「そうだ。そこに殺しは最低限に抑えるべきだ。」
「で、でも・・・。こいつは・・・。」
ゴツイ壮年はため息をついて
「桐生は少し席を外してくれ。」
「そ、そんな!?そうしたら・・・」
「はやくしろ。」
壮年は桐生の言葉を遮る。
「・・・は、はい。で、でも俺は反対ですよ・・・。」
泣きそうな顔で桐生は部屋から出ていく。
「・・・終わったかい?話し合いは?」
縛り付けられている青年はつまらなさそうにしている。
「すまないな。桐生はすこし怒りやすい。」
縛り付けられた青年はさらにつまらなさそうにし
「そんなのどうでもいいからさ。はやく要件を言えよ。縛ったってことはなんかあるんだろ?」
「それもそうだな。なら率直にいうが俺らの仲間にならないか?」
縛り付けられている青年は硬直する。
数十秒したあと
「はぁ!?なめてんのか!?」
「わかってる。言いたいことはわかる。」
「ならなんでそんなこというんだよ!?」
「お前なら仲間に引き込めるとおもったからだ。今は正直人数不足でな。少しでも仲間が欲しい。」
「やっぱなんもわかってねえな!!俺は殺し屋だ!リリースなんかに死んでもはいんねぇよ!!」
ゴツイ壮年は数秒悩んで
「桐生が怒っていたのがなぜかわかるか?」
「は?そんなの俺が人を殺してるからにきまってんだろ。」
「あってるが違う。」
縛り付けられている青年は不思議そうな顔をする。
「桐生があんなに怒ってたのはな、お前が日本人だからだ。」
縛り付けられた青年は納得する。
「あぁ、そういうことね。」
「お前が日本人なのにマフィアやギャング側にいるのが許せないんだ。」
「日本を変えた奴らに手ぇ貸すのがいやだってか?今時そんなこと言ってらんねぇんだよ。」
今の時代悪に手を染めるのは珍しいことではない。
「それもわかる。だから俺はそこを攻めはしない。俺が言いたいのはなぜお前が来たのかだ。」
「は?」
「なぜ俺らを殺しに来たのが日本人のお前だったのかだ。俺たちはマフィアどもから目障りに思われている。なにかことを起こされる前にはやめに対処したいはずだ。
なら信用のおけるやつに頼むだろ?マフィアどもを恨んでる日本人には自分たちの情報を少しも与えたくないはずだろ?」
「んなのわかんねぇだろ。」
「マフィアやギャングはあぁみえて臆病なんだよ。保身ができるならしておきたい連中だ。」
「・・・まぁいい。結局何がいいてぇんだよ。」
「君は利益が高い方につくをモットーとしているだろ。」
「よく知ってるな。」
「まぁな。家には優秀な情報屋がいる。」
「へぇー。まぁいい。話を戻せ。」
「君は利益のある方につく。それをモットーにして殺し屋をやっている。だからこそ逆に信用できる。
利益が高かったら裏切らないからだ。」
「お前が言いたいのはこっちについた方が利益があると・・・?」
壮年は不敵に笑って
「そうだ。」
青年は前姿勢になって
「えらい自信があるらしいな。言ってみろ。」
青年は大きな笑い声をあげる。
「本気かよ!!いいねぇそれは!のった!」
「交渉成立だな。」
そういって壮年は縄をとく。
「さぁいこう。お前の仲間を紹介してやる。」
これからリターンによる日本の奪還が急激に駒を進める。
戦闘力5のカスを見つけていただいてしかも読んでいただきありがとうございます。
ダメな所
直してほしい所
などなどあったらドシドシお願いします。
こういう展開がいいとかでも歓迎です。