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詩*見つめて*

眠れない理由/余白/

作者: a i o


眠れない理由/



この夜を吸いとり

花瓶にいけた百合は

次々と

輝くばかりの純白となり

咲いていったのです





余白/



ため息の余白に

水色の絵の具を

溶いてのせよう


どこまでも

滲んでいくそれに

せせらぎを

つけ加え

いくつもの

支流を走らせよう


かなしみの隣に

舟をおき


行き着く場所は

知らずとも

ずっとそばを

漕いでいこう


草木の

青い香りを

くぐり


月の白く

漏れる光を

浴びて


子守唄とともに

流れ出たなら


広々とした

さびしさの中で


息を吹きかけた

手のひらのように

あたたかでいよう
















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