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死神の後継者  作者: むえ
9/13

脱出への道

少し短めです

俺が超級魔法を使えるようになってから、1週間がたった。その1週間の間、俺は他の属性の魔法を習得しようと努力し、ライラは風魔法と光魔法の練習をしていた。


「結局、1週間も頑張りましたが使えませんでしたね。」

「なんでなんだよ。確認するけど、がんばれば6属性は使えるようになるんだよな?」

「はい、そのはずですよ。でも習得できても適性属性ほど上手くは使えませんけどね。基本的にたくさん覚えても魔力が足りなくなるので、適性属性だけ極める人が多いですね。」

「でもさ、全部使いたいんだよ。楽しそうだし。」


使えるものなら全部使いたい。諦めるしかないようだが。


「おまえはどうなんだよ。なんか進展はあったか?」

「たくさん魔法を使っていたせいか少し魔力が増えましたね。あとはフライは完全に使い慣れました。」

「俺は特に進展なし。まあでも今後は他の属性は気にせず、氷魔法に専念できるからよしとするか。」


つまり俺には進展がなかった。魔法を使おうとがんばっていたから、多少魔力は増えているかもしれないが。


「よし、今から今後の予定を立てるぞ。」

「予定ですか?」

「もうここにきて20日以上が経った。戦闘に関してもライラのおかげで魔法が使えるようになった。だから、そろそろここを出ようと思ってな。」

「そうですね。知らない間に結構たってますね。」


俺がこちらに来て意外と日にちが立っている。ライラとの生活はわりと楽しくて、時間なんて気にしていなかった。だがそろそろ外に出てみたいと思った。


「ではどうしますか?どこに行けば出られるかわかりませんよ。」

「俺は地下の廃坑の先に何かあると思ってる。だからそっちに行こうと思ってる。」

「食料など人のいた形跡はありますからね。昔は人が通っていたということですから、たしかに道はありそうです。」


ライラの言う通りの理由で俺は廃坑から出られると思った。他にもうひとつ川を超えて森をぬけるという方法も考えたが、終わりが見えない森を進むなど時間の無駄だと思った。


「何か準備が必要なものはありますか?」

「とくに準備するものは…食料と水以外ないだろう。水は木を削って容器を作ろう。

食料はもともと入っていた袋があるから大丈夫だ。その準備ができ次第ここを出て地下の廃坑に行こう。」


それから丘の上にあった木を切り、魔法で2リットルぐらいの水筒を4つ作った。最悪の場合、俺の氷魔法を溶かせばいいと思った。ちなみに木を切るのも、水筒を作るのもライラの風魔法でしたので、俺は何もしていない。というか出来なかった。



準備ができた俺たちは階段を降り、ライラがいた牢屋まで来た。


「ここでおまえを見つけて上に引き返したんだ。だからここから先が未知の領域だ。」

「そうだったのですね。そのせつはありがとうございました。」

「いや、俺も正直助かった。おまえがいなかったら何もできなかった。」

「そう言ってもらえて嬉しです。昔知らない間にここにいて出られなかった時はどうしようかと思い足したが、トウカ様と出会えて私は幸せですよ。」

「そんなことはいい!進むぞ!」

「もう、照れなくてもいいじゃないですか。」


そんなことをいいながら俺たちは進み続けた。通る必要がないと分かった道には氷魔法で閉し、疲れてきたら食料と水を飲んで休憩した。


「見つかりませんね。ここ広すぎじゃないですか?いくら歩いても見つかる気がしません。」

「でもまだ全て見たわけじゃないだろ。とにかく進もう。それと食料は食べる量を減らそう。まだ量はあるが何日かかるかわからない。」

「そうですね。早く見つかればいいのですが。」


俺たちは道があるのか不安になっていた。そしてその不安は的中した。


「まさか全部回って道がないとは…。では上の森をぬけるしかないようですね。」

「そうなるな。まさか道を全部氷で通れないようにしなければならないとは思わなかった…。上に戻ったら1日休憩しよう。」


俺たちは全ての道を歩き、全てがつながっていて外に出る道がないことに気づいた。正直言って絶望的だった。上の森は広すぎてどこに行けばいいのかわからないからだ。


「でも、ここに来た人はどうやってここに来ていたのでしょうか?」

「たしかにな。あの森を抜けれるとは思えないし。」


そんなことを考えながら階段下まで戻ってきた。すると俺は何か違和感を感じた。


「なあ、この階段埋まってないか?」

「言われてみれば少し形が変ですね。」


俺はこの階段が今いるところで丁度終わっていると思っていたが、階段は最後まで曲がろうとしているのに気づいた。


「ライラここを掘るのを手伝ってくれ。」

「了解しました!」


俺は氷で板を作って、ライラは風魔法で掘り始めた。少し掘ると床がぬけ、その先には階段が続いていた。


「ここに道があったのか。そりゃどれだけ探しても見つからないわけだ。」

「ようやく脱出に一歩近づきましたね!」

「いったん上に戻ってもう一度準備をしよう。そしたらこの階段の先に向かおう。」


俺たちはついにここを脱出する時が来た。

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