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宝石の楔


彼女は私が聖女だと確信していたようで、私が解呪をする為に解呪する様子を眺めている。解呪が終わると彼女は満足そうに笑みを浮かべた。

私はそんな彼女の様子を伺いながら、この場から早く立ち去りたかった。

何故なら、私は彼女に恐怖を感じているからだ。

彼女は私をただの人間として扱ってくれない。


「あ……ありがとうございます!これでやっと解放される!」

「良かったですね。それでは私は失礼します。またお会い出来るといいわね」

「あぁ!ありがとうございます!ありがとうございます!本当にありがとうございます!聖女さま!!」そう言って何度も礼を言う男性に笑顔を向ける。


私はそしてその場を後にしようと歩き出すが、彼女の視線が背中に突き刺さるのを感じた。

私は足早に会場を抜け出る。

外はすっかり暗くなっており、人気のない場所で馬車を呼ぼうとしていると呼び止められる。

振り返るとそこには彼女が立っていた。



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