ジンハウス
〜ジンハウス•玄関〜昼
ジン「着いたぞ。ここが私たちの拠点であり憩いの場だ」
アン「おぉ!!」
見た目は2階建ての木造作りだ。
ジン「とりあえず入ろう」
〜ジンハウス・広間〜昼
ジン「みんないるかー!」
玄関を入り、目の前には広間があった。
広間の明かりは切れており人がいる気配が無かった。
ジン「とりあえず空いている部屋が…2階の角部屋が空いてるな。荷物はそれだけか?」
アン「騎士団が用意してくると言っていたので…」
ジン「あの調子じゃ何も用意してくれないだろうな…私が準備しておこう」
アン「すみません」
ジン「気にしなくて大丈夫だ」
???「なんだ騒々しい…新しい依頼か?」
2階から1人の男が降りて来た。
ジン「ビリーいたのか」
ビリー「寝てたが騒々して目が覚めた」
ジン「もう昼だぞ」
ビリー「依頼がなかったからいいだろう。それより依頼か?」
ジン「いや違う。新しい仲間だ。」
ビリー「仲間?」
アン「アン・ビナーシャスです!今日からよろしくお願いします!」
ビリー「あーよろしく。俺はビリーだ。てかジン!仲間が増える事なんか聞いてないぞ」
ジン「まぁ色々あってな」
ビリー「色々ってな…」
ジン「ナナミは今日もナナの所か。」
ビリー「あー昼間出掛けて行ったぞ。」
ジン「そうか。じゃあ夕食の際にアンの事は話すよ」
ビリー「まぁ依頼もないなら俺は寝るぜ」
ジン「多少はトレーニングしたらどうだ」
ビリー「間に合ってるよ」
ビリーは部屋に戻っていった。
アン「中々強面ですね…」
アンが少し不安そうにしるがジンが言った。
ジン「あーみえて仲間思いで良いやつだ」
アンは安堵した表情をした。
ジン「とりあえず今日は部屋でゆっくり休んでいてくれ。」
アン「ありがとうございます」
ジン「そんなに改めないでくれ。今日から同じ仲間じゃないか」
ジンは笑顔で言った。
ジン「はい!」
アンはそのまま部屋に上がり備え付けのベッドで居眠りをした。
〜ジンハウス•広間〜夜
ジン「アン!!」
ビリー「こいつは飛んだ居眠りやろうだな」
???「私起こしてくれるね!」
元気よく2階上がる少女がいた。
〜ジンハウス•アンの部屋〜夜
???「お兄ちゃん!!」
アン「朝か…って誰?」
アンは驚いた。
ナナミ「ナナミだよ!先に下に降りてるね!あ、それと料理が冷めちゃうから早く来てね!
アン「料理…ん…あっ!!」
アンは現状を理解し、急いで支度した。
〜ジンハウス•広間〜夜
ナナミ「起こして来たよ!」
ビリー「おぉードタバタしてるな」
振動が広間に聞こえて来た。
ビリー「なぁジン面白い仲間を連れて来たな」
狼酒を飲みながら笑顔でビリーが言った。
ジン「•••」
ビリー「おいジン」
ジン「あっすまない考え事をしていた」
やがてアンが降りてきた。
アン「ごめんなさい!うっかり寝込んでしまって!!!」
ジン「いやいいんだ!旅路で疲れてたんだ。仕方ない」
ナナミ「うん!うん!」
ジン「では改めてだがアン。フェンリル騎士団のジン小隊にようこそ。これからよろしく。」
アン「こちらこそよろしくお願いします!!」
ビリー「てかアン。何でウチの小隊に来る事になったんだよ」
ジン「それはな…」
ジンが説明した。
ビリー「それは災難だった!それにしてもあのキザ野郎何考えてだ。自分で騎士団入隊の手紙を出して忘れるなんてよ。」
ジン「そんな悪口言ってる氷漬けにされるぞ」
ビリー「そん時は奴の頭に穴を開けてやるよ」
ビリーが愉快話していた。
ジン「早速だがアン。明日早速任務に行ってもらう」
アン「はい!」
ジン「簡単な任務だ。安心してくれ。ビリーも頼んだ。」
ビリー「俺が行くのかよ!報酬は弾んでくれよ!」
ジン「あぁ分かってるよ」
4人は団欒とした時間を過ごした。