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なれる運営 ~30日で作る小説投稿サイト~  作者: とある個人開発者
5章 ルールを作る2日間
30/40

25日目 規約を作ろう 

規約はないと運営側が困るので作りましょう。ルールは大事。

「最低限の機能が作れたから、次は利用規約やプライバシーポリシー、免責事項なんかの規約を作ろう」


「規約かー、あれあんまり読んでない人おおいと思うんだけど作る必要あるの?」


「規約は運営側を守るために作るもので、余計なトラブルを回避したり、防止したりするもの。ユーザー同士のトラブルやユーザーからの攻撃、いやがらせ、誹謗中傷なんかあった場合に素早く対処するための物。ユーザーが読むかどうかが重要じゃないんだ


 運営側が必要な文章なので必ず作るようにしよう」


「分かったけど、何をかいたらいいのかわかんないんだけど」


「それも今回説明する。とは言っても、継承元のサイトや同類のサイトを参考にするのがいいかな。あとは運営しながら作っていくのがいいと思う」


 * * *


「規約を作る大きな目的はトラブルを素早く解決できるようにするため。


 運営していると必ずトラブルは発生する。ユーザー同士のトラブル、苦情、荒らし、予想していない行動をしてくるユーザーなんかに対処するために作る。


 特にユーザーが投稿するタイプのサービスだと盗作、著作権の侵害、誹謗中傷、何かは定番。そういうことがあった場合にユーザーや投稿を削除できるように規約を定めておくと素早く対応できる」


「規約に書かなくても削除しちゃダメなの?」


「まぁ、できないことはないけど、ツッコミを入れる人はどこにでもいるし、横暴だとかルールに書いてないとかいう人もいるから。そういう人に規約に書かれてます。のひとことで終わらせるための手段」


「あぁ、そういうこと」


「他にも、お金関係が発生する場合は、法律で明記しないといけない項目もあるし、訴訟に発展することも考えるとね……」


「なんでも書いちゃっても平気なの? 運営側の有利になるように書いておけばいいのかな。どうせ読まないんだし」


「あくまでもできる限りトラブルを防ぐための物だからあまりに理不尽な項目を作ると逆にトラブルのもとになる可能性もあるね。それに無茶苦茶な内容は法律で無効になるからそういう内容は書いても意味がないかな。利用規約を読むユーザーも少ないけどいるし、そういう内容が拡散されると評判も落ちるから、なんでもはかけないね


抑えるポイントはいくつかあるから、そこの項目だけはきちんと書いて、他の類似サービスを参考にして書くといいよ」


「はーい」


* * *


「じゃぁ抑えるポイント


■利用規約の適用範囲と同意について

 どこまでを規約の範囲に含めるのか、またどうしたら同意したとみなすのか。


■用語の定義


■個人情報の取り扱い

 投稿型サービスでは個人情報を取り扱う場合もあるので、その扱い。特に第三者へ提供する可能性がある場合は必ず書く。


■会員登録関係

 登録、退会等について


■禁止事項

 やってはいけない行為、やった場合の処置


■著作権について

 著作権の取り扱い


■規約の施行、変更について



 基本的にはこれくらいかな。あとはお金に関わるサービスの場合は特定商取引に基づく表示で求められるものもあるし。お金がかかわるサービスは法律関係が結構厳しいからそのあたりをきちんと考えよう。今回は無料サービスなので必要ないけど、将来的に有料にする場合は考えておいてね。


 特に小説だと著作権の取り扱いがかなり重要な項目になるからこの辺りはきちんと勉強してね。最初はいいけど、ユーザーが増えると大体トラブルになるから」


「はーい」

利用規約は作らないと無法地帯になりますね。


著作権関連と禁止事項は抑えておきましょう。


同様なサービスがある場合は参考にするのがいいと思います。

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